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赤瀬川原平さんの「宇宙の缶詰め」を作ってみました

先日の「利休と朝顔」のことをいろいろ考えていたら
映画「利休」ではあの朝顔の解釈ってどうしてたんだっけ?
と思い立ち、映画「利休」で脚本も担当した赤瀬川原平さんの
「利休 無言の前衛」を読んでみました。

いや、これすんごく面白かったです。朝顔の話のところは、茶の湯の美学の一つに「集約」があって、その文脈で語られていましたね(割と王道な解釈)。

この本の面白いところは、利休を赤瀬川さん的解釈(名画入門とかそのあたりの解釈と似てます。前知識なく、ど直球。独自の解釈で忌憚なく書いているので、めっちゃ腹落ちする)で書き、利休の文脈を用いながら、赤瀬川さん的前衛芸術論を書いていること。

利休の文脈を用いながら、赤瀬川さんの作品を解釈すると、こうなるのか!と。

※当然ながらこの本には、トマソンも、この宇宙の缶詰めも登場するわけです。

で、作ってみました!「宇宙の缶詰め」

ちょうど小田急百貨店で贈答品放出市をやっていて、ふだんは絶対買えない「たらばかに」の缶詰が大変お求めやすいお値段で(といっても3千円しましたけどね)!
これは「宇宙の缶詰め」を作れという神からの啓示だと勝手に解釈して、即購入。
※念のため解説すると、いま「紙ラベル」の蟹缶ってほんとに少ないんですよ。あったとしても、1万円ぐらいする高級蟹缶のみ。以前も「宇宙の缶詰」を作ろうと思って成城石井へリサーチしに行ったら、「紙ラベル=高級蟹缶のみ」という事実が判明し、しょんぼりして帰宅したのでした。
で、小田急で買った蟹缶、古式ゆかしい缶切りであけ、中身の蟹は蟹チャーハン等にして美味しくいただきました。
缶を洗ったら、100均で買ったシールはがしで、ラベルを丁寧にはがし、缶の内側に貼り付けます。
↓こんな感じ!


実は、赤瀬川さんの展覧会@千葉市美術館で、この缶詰ワークショップをやった方がいいて、その方の場合、ちゃんと缶をはんだ付けして封をしていたのですが、私はこのままで。
はい。「宇宙の缶詰め」できあがり(ということにしよう)。
いろいろな缶詰でできますけど、はやり「蟹缶」が一番ビジュアル的にいいですね。
自画自賛。
実は赤瀬川さんの展覧会@千葉市美術館を見た後、ずーーーーっと作りたかった作品なので、今回できて大満足!

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