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杉本博司 ロスト・ヒューマン展@東京都写真美術館

展覧会を観てからずいぶんと時間が経ってしまったけれど、
やっとこさオウムのアイシングクッキーもできましたし(早く作れよ!)
杉本博司 ロスト・ヒューマン展@東京都写真美術館の感想をアップしたいと思います。
この展覧会、まったく予備知識なく足を運んだのですが、予想のはるか斜め上を行く展覧会でした。

率直な感想を言うと、もっと杉本の写真が見たかった

・・・のだけれども、このおっそろしく金と手間暇かけたSF廃墟パーク(黙示録付き)な展示は、すっごく面白かった!
というところでしょうか。

でも、大方の杉本ファンは、この方と似た感想を持っているんだろうなあと思います。
それも分かる。うん。杉本さんの場合、もう写真では成功しきっているので、自分の趣味の世界で表現する方に行っているというか。
杉本さんは、建築もやりますし、膨大な骨董コレクションもありますので、これらを駆使した
現代美術作家(+写真も)というスタンスで進んでいくのだと思います。
で、私としては写真作品がかなり好きなんだけど、現代美術作品も面白くて
氏が後者の方に進んでも、追いかけていくと思います。多分。
しかし、改めて、杉本さんの骨董コレクションすごいなと。
これだけの世界観が提示ができるぐらいのコレクションがあるわけですからね。
トタンの外壁もいい雰囲気を出していましたし、手書きのキャプションも面白い。本当にいい展覧会を見たなあと思いました。

個人的にツボだったのが、オウム(冒頭のアイシングクッキー)。15分おきぐらいでしゃべるんですよね。他のコーナーの展示物を見ているとき、オウムの声が聞こえて。えええ?と思ってかけよったら、なるほどそういう仕組みなのかと。
あと蟹も時間ごとに動いていた気がします。こういう廃墟みたいな展示で、物が動くとホントドキっとしますよね。

あとは、オリエント工業のラブドールですよねえ。何度かヴァニラ画廊で拝見したことがありますが、ほんと綺麗。ほんものそっくり。SF感満載で、この展示にぴったり。
好きだなあ。
(しかし、ラブドールでSFでエロだと、どうしても都築響一さんワールドを連想してしまいますな。いや、実際ラブドールに関しては都築さんの手引きだと思いますが)


あ、写真の展示コーナーももちろんよかったですよ。
三十三間堂の展示もいままでで一番よかったですし、新作の廃墟劇場も素晴らしかった。
あの廃墟劇場は映画のセレクトがまたよかったなあ。
観たことのあるものもたくさんあって、作品の前に立ち、頭の中で映画を再生できましたし。
でも、展覧会終了からしばらく経った今、
実は一番センスいいなと思ったのが、カストロの写真。
ついこの間亡くなりましたからね。タイムリーというかシンクロというか。
「今日世界は死んだ。もしかしたら昨日かもしれない」

ええ。ぴったり。
できることなら、カストロさんには展覧会期間中にお亡くなりになっていただければ・・・
などど考えてしまう私はかなり不埒な杉本ファンだと思った次第です。



本当はこのツインタワービルの写真を観たかったんだけど、今回は展示されていませんでしたね。

都築さんのディープワールドを堪能できる一冊。

追記。

写真美術館のカフェが素敵にリニューアルされてて、友人がおいしかったと言っていました。次回はぜひ行かないとね!

あとは、写真美術館横の飲食店がかなり面白そうで。

特に「モーゼの寄り道」というスナックがとてもとても気になっています。今のところ、食べログの情報も一切なし!行ってみるか!

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