マームとジプシー「ロミオとジュリエット」@東京芸術劇場
公演があると、できるだけ見るようにしている「マームとジプシー」の新作劇「ロミオとジュリエット」。
今回は特に託児施設のある東京芸術劇場での公演なので、ぜひ足を運ばねば!と早めにチケットをおさえ、期待を胸に劇場に向かいました。
正直なところ、いつもなら心に響く、台詞の反復、ラストがいまいち。。逆回転の脚本ってやっぱり無理が・・・と気になるところはありましたが、それを差し引いたとしても、期待以上!大変満足度の高いお芝居でした。
特に、演出が!衣装が!
こんなにもドラマティックなものを見せてもらって、眼福、至福。
特に素晴らしかったのは、大森伃佑子さんが手掛けた衣装。コムデギャルソンやマックイーンが好きな人であれば死ぬほどしびれるデザインです。
これに舞台としての動き、セット、演出が組み合わさり、とんでもなく美しい作品になっておりました。
完全に「ドゥーブルメゾン」の枠を超えた、この舞台のための衣装。こんなにも衣装で痺れたのは、石岡瑛子さん、ひびのこづえさん以来です。
素晴らしい。
&演出も、壁の動き、映像、奥行きのある舞台をうまく使っていて、いままでの「マームとジプシー」とは全く違う世界が展開されていまして、すごかった・・・。
そして、この舞台のイメージに大きな影響を与えているのがヒグチユウコさん+名久井直子さんのポスター、パンフ。
パンフは変形になっていて、これまたお金がかかっていそう・・。水色の背景に黒のイラスト、折り返しにピンク。絶妙な美しさ。
舞台があまりによかったので、また勝手にコラージュしてしまいましたw
(上の2つの写真)
舞台で印象的だった、黒のドレス、踊る女性たち。
ランナウトでシルエットのアイシングを作り、クッキーに乗せよう・・・と思ったけど
直接パンフに乗せたら意外といい感じ。
これで撮影しちゃいました。
先にも書きましたけど、東京芸術劇場の託児サービス、ホントありがたいです。
今回も5階の託児室(だっこルーム)に公演中の託児をお願いして、2160円ナリ。
おもちゃもたくさんあるし、広いし、スタッフの方も優しくて、娘も大変気に入ったようで
「また来たい」と言ってましたw
ええ。また利用させていただきます。
今回の「ロミジュリ」の脚本は、松岡和子さんの翻訳をベースにしているとのこと。
たぶん、このちくま版の「ロミジュリ」な気がします。
それと、今回のロミジュリを観て、再度観てみたくなったのが、バズ・ラーマンの「ロミジュリ」ぶっとんでて美しくてほーんと大好きな作品です。年末年始に見ようかな。
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