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少女マンガの飛び道具「トランスジェンダー」

マンガを読むことはほとんどなくなったけれど

今でも連載を追いかけているまんががいくつかあって
そのうち1つが「とりかえ・ばや」
もう1つが「雪花の虎」です。
「とりかえ・ばや」は7巻まではツヤタのレンタルで一気に読んで
次が気になるなあなんて思いつつ、気が付いたら8巻、9巻が出ておりまして
8巻のレンタルが出ていたので、借りてきましたよ。
で、レンタルコーナを観たら「雪花の虎」も2巻がレンタルが出ててこれも借りてきました。
両方とも一気読み。
ええ、もちろん両方とも
最高でした。

とりかえ・ばやは、あの「とりかへばや物語」を原作とするものですが、とにもかくにも華やか。そして、ストーリーはかなりかなり大人っぽい。男女入れ替わりのストーリーはコメディとしても面白いのですが、やはりテーマは「ジェンダー」ですよ。入れ替わることで、より如実に浮かびが上がる「男性性と女性性」。入れ替わっているときにも、その内なるものとして芽生えるものの表現もさすがだし、(ネタバレですが)元に戻ってからがまたすごい。

男女の際どいところをグイグイついてくるし、政治ドラマとしても面白い。
ホント傑作だと思います。
これを「少女革命ウテナ」のさいとうちほさんが描いているというのも、ウテナファンとしてはうれしいところ。
原作の内容からしてあと2巻ぐらいで完結かなあ。。次がホントに楽しみなマンガです。
そして偶然ですが「雪花の虎」もトランスジェンダーもの。
上杉謙信が女性だった?!という驚きの設定なのですが、東村アキコ先生の取材の様子なども拝見すると、ホントその説も信憑性を帯びてくるというか。
ストーリーとしても、もちろん面白く、ちょうど2巻のところでは謙信が初潮を迎えるんですよね。肉体としての女性への変化をどう受け止めるか。また、この後では精神面での女性性に向き合うところも描かれるのではないかと思いますが、ホ~ント楽しみで。
女性の武将。
いわばベルサイユのばらのオスカルみたいなものですよね。
そこを今の作家である東村先生がどう描くのかも注目してます。
湯山玲子さんの「ベルばら手帖」にも書かれていましたが、トランスジェンダーって少女マンガの飛び道具みたいなところがあるんですよね。男女ハイブリッドな方がキャラクターとしても面白い。
けれど、実はトランスジェンダーものって性とか生を如実に描き出すスキルやセンスが問われる、実は難しいテーマだと思うのです。
でも上記2作品を読むと、両先生ともそのハードルをやすやすと超えている感じすらするんですよね。キャラクターの描き方が実に繊細だし、ストーリーが圧倒的に面白く、ダイナミック。
まだ完結していないけど、既に傑作だと思います。
た、の、し、みー!!

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