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ピアノが彩る色

今日は、思いつくままにつらつら書きます。先日、Youtubeで見た金瀑「女々しくて」のYOSHIKIさんのピアノバージョンがめっちゃ面白くて。面白いというか美しいんですが、ここは敢えて「面白かった」と書かせていただきます。あの「女々しくて」が、YOSHIKIさんの手にかかると、ここまでしっとりと美しくなるのかと。

驚くやら感動するやら。
オリジナルでは気付かなかった、コード進行の美しさ、メロディのよさが際だって、YOSHIKIさんも「この曲、いい曲ですよね」と言っていたぐらい。

実はわたしYOSHIKIさんのピアノってメロウすぎて、ちょっと苦手なんですが、これはホントに素晴らしくて、感動しました。やっぱりYOSHIKIさん、すごいわ。

で、演奏を聴きながら頭に浮かんだイメージが、別珍(ベルベット)やレース、雨のしとしと降る風景。

まんま、XやYOSHIKIさんの世界なんですがw
こういう風にピアノを聞きながらイメージというか(絵)が頭に浮かぶことがあって、それは坂本龍一さんのピアノなんですね。
実際にピアノコンサートに行ったときもそうだったんですが、特に顕著だったのがインターネット配信でコンサートを聞いたとき。

ミニマリズムの極致というか。限られた音で。
頭に浮かんだのが、抽象画の世界。敢えて具象で言うなら、早朝の山際。空に、うっすらとした青、藍、緑、水色、紫等の微妙な色が細く細くグラデーションになってる様子。

ああ、これって、「枕草子」の「春はあけぼの」だなあと思って、ハッとしました。


多分こんなイメージが頭に浮かぶのも、日本人だからなんだろうなと。
外国人の方でも、坂本龍一のピアノを聞いて、いろいろなイメージを頭に浮かべる方は多いでしょうけど、たぶん、私が頭に思い描いたような色、光景は思い浮かべていないだろうなと思ったのです。

色も、おそらく日本ならではの色彩感覚だと思いますし。
→色の名前なんかも、外国よりも日本の方が多そう。あくまで推測だけど。

しかも、前述のとおり、そのときの坂本龍一のピアノの音自体はすごく少なくて、その音と音の間に脳みそが勝手にいろんなものを補完して、ああいうイメージを作っているわけなんですよね。そこが面白いなと思ったんです。

こないだNHKオンデマンドで見た「茶の話」で「松林図屏風」の余白部分の話が出てましたけど、ちょっとそれにも通じます。あの余白部分、いやホント真っ白なんですけど、それがあるからこそ靄のかかった松林に奥行きを与えている。奥行きを想像しているのは、脳みそなんですけどねw あの余白部分を描けるのは、日本人ならではのセンスだと思います。

ちょっと話がずれるのですが、上記の文脈で行くと、最近の内藤礼さんの絵画作品も日本人ならではの感覚で描かれたものだと思います。

※先ほどの坂本龍一のコンサートのときに頭に浮かんだ絵も、喩えるなら、最近資生堂ギャラリーで展示した内藤礼さんの作品を横に細く細く引き伸ばしたようなようなイメージです。

資生堂ギャラリーに展示された作品はほんとに絵が描かれてるのか分からないほど、薄い薄い色で塗られた抽象画。それをじーっとみていると、目がだんだん慣れてきて(?)、補色の関係なども影響していると思うのですが、色がふわふわと見えてくる。

もしかして、こう見えるのも、私が日本人だからなのかもと思えてきましたw
内藤礼さんの作品@資生堂ギャラリー。

写真だと全然おもしろさが伝わらない・・・。

小人もそう思うでしょ?
今日はとりとめもなく買いてみました。

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