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マティスの切り絵

うちの娘の作った切り絵がマティスの切り絵に似ていて、マティスの切り絵の本を図書館で借りてきたら、案の定「かわいいっ!」と大よろこび。

その後、本を見ながら模写を始めたのですが、「かわいく描けないっ!」と癇癪を起こし、ひっくり返って号泣という、予想通りの展開・・・

このパターン、ほんとよくあります。。

娘はいま塗り絵やお絵かきがブームで、そりゃあ熱心にやるわけですよ。

で、彼女の中では、「こんな風にうまく描けるはず」というイメージがあるらしく
そこに到達できない自分の技術に癇癪を起すわけですよ。
「描けない、描けないっ!」って。
自分の子ども時代を振り返って、こんなに描けない描けないって騒いだっけと思ったけど
多分こんなに騒いでいなかったと思うんですよね。。


なんか、この傾向は元夫の性質を受け継いでいるような。
元夫は、大人になっても、頭の中では「こうできるはず」というイメージがあって
それでもうできるような気持ちになってしまうんですよね。
(しかも、実際、できていないのに、できたつもりになって、できたようなことを他人に言うんですよ!しかも、偉そうに)
で、実際やってみるとそんなにうまくいなかくて、あれ?ということがよくありましたっけねえ。

まあ、そういう性質を受け継いでいる感は濃厚なんですが
子どものころは
やってみる→できる!
という経験もさることながら
やってみる→できない!
という経験もほんと大事で。
その中から、自分の苦手なこと。自分の得意なことに気付いたり
どうやったらできるかを考えたり、工夫したり。
そういう知恵がついてくるんじゃないかなと思っています。
娘には「できない!」もいっぱい経験して欲しいな。


翻ってマティスの話。
マティスも、この切り絵のシリーズを始めたのは、自分の病気がきっかけでした。
病気をして以前のようには絵筆を握れない。じゃあどうしようかと考えて
この切り絵の作品を作り始めたわけなんですが、わたし個人としては、切り絵を始めてからのマティス作品の方が好きなんですよね。
代表作「ダンス」のあたりも好きなんですが、やはり「ジャズ」とか、あのポップさがたまらなく好きなんです。マティスのアートの才能は、むしろ「限られた持ち駒」で表現せざるを得ない状況で爆発したというか。

あと病気という精神的肉体的苦悩のようなものも、作品に大きな影響を与えていると思っていて、やはり病気をしなかったら、ロザリオ礼拝堂みたいな素晴らしい作品は作れなかったんじゃないかなあと思うのです。
壁画とかも、あの荒っぽい?線がほんと素晴らしいと思うし。


マティスの本は、海野弘先生がお書きになっていて、読み物としてもホント面白いです。
まだ図書館への返却期限まで日にちがあるので、親子でこの本を楽しみたいと思います。

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