「茶の本」読書会でした
先週の日曜は二か月に一回恒例の読書会。今回の課題図書は岡倉天心の「茶の本」でした。
色々な出版社から翻訳が出ていますが、私は角川ソフィア文庫のものを。
うん。読みやすかった!各章に設けられた解説もいい塩梅。
茶道に関して断片的に得ていた知識や考え方がうまーくまとめられていて
よかったですよ。
前々日ぐらいにNHKオンデマンドで「100分で名著」で紹介された内容も観まして。
こちらもたいへん面白かったです。角川ソフィア文庫で翻訳を担当されていた大久保先生のやさしいやさしい解説もよかったのですが、やはり伊集院光さんのコメントが光ってましたねえ。
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うちの近所の定食屋の親父がね、「この煮物ってさ、宇宙なんだよ」って言うんだよ。
その心は「この煮物1つ作るにも、野菜や調味料の値段、作ってるオレの体調、季節、気候、環境が全部影響してる」ってことらしいんだけどその親父が言ってることって、天心さんが言っていることに通じますね。
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とか
とか
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(隙間や空の話題がでたときに、長谷川等伯の「松林図屏風」の絵が出てきて)
この絵の左右の双のところ、何にも描いてないから要らないかなーとか思うんですけど
この何にも描いてないスペースがあるから、この絵に奥行ができるんですよね。
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とか
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とか
アートも哲学もたぶん素人(?)だと思うのですが、いちいち発言が鋭くて面白くて。
さすが、伊集院光さんだなあと、大変面白く拝見しました。
で、読書会に話を戻しましてw
当日はお料理持ち寄り、ということで、私は普茶料理を。
他に美味しいお肉や南蛮漬け、煮物、にこごり、ゴマ豆腐。
会場提供してくださったNさんはお食事を!お椀はご実家で使っていたものとか。素晴らしい。


薄茶も立ててもらいました。お茶菓子は、とらやの季節の羊羹「新茶のしずく」
緑が萌える山々の造形が初夏にぴったり。味も素晴らしく、堪能しました。


お茶菓子その二はたねやの干菓子。こちらも美しく美味しかった。


コーヒーもごちそうになりました。この鶏のカップ&ソーサがまた素敵で。
Nさんの家は東京の東側なので、我が家(東京の西側)から行くには総武線に乗ります。
子ども連れで比較的長時間電車での移動、ちょっと大変かなあと思ったのですが、
いやー、これが楽しかった!
総武線に乗っているといろんな風景が見えるんですよねえ。高円寺阿佐ヶ谷あたりなら住宅地も見えるし、新宿なら高層ビルが見えるし、四ッ谷あたりまで来れば、お堀も見えるし。川も幾つも渡るし、スカイツリーも見えるし、両国あたりでは力士さんが乗ってきました!
娘は電車から見える景色がホントに楽しかったようで、私も久々の総武線、堪能しました。
そして、読書会当日は3歳の女の子と久々に再会。2人とも成長して、今では子供たちだけで遊べるようになりました。
→おかげで、大人たちはゆっくりと話ができるように!!
女の子のお母さんと二人「ようやく、このときが来たね!」
と喜びをかみしめておりました。
読書会メンバーとの話も楽しくて夕方まであっという間。
…今回も最高でした。
次回は谷崎潤一郎の「陰影礼賛」です。こちらも楽しみ・・・・!
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