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日本美術応援団の若冲展トークショウに行ってきました

記事のアップが遅くなってしまいましたが、日本美術応援団(山下裕二先生、井浦新さん)の若冲トークショウに行ってきました。

記事にするのにちょっと時間があいてしまったのは、(1)若冲展に足を運んで、それからトークショウの内容を書きたいなあと思ったこと、(2)山下裕二先生のお話していた若冲の描く動物の躍動?みたいなものについて、ちょっと考えるところがあったこと

なんですが、まあ、言い訳ですねw

とりあえず書きます。

トークショウ、ほんと行ってよかった。実はわたし、若冲は好きなんですが「動植綵絵」が苦手でして。

皆がすごいよすごいよというし、緻密な絵だし、超絶技巧がさく裂してるし、名作傑作であることは分かるのですが、あの高密度さどうも苦手で。

トークショウの主題も「動植綵絵」なので、正直なところどーかなーと思って足を運んだのですが・・・

やっぱり、面白かった!さすが山下裕二先生。

面白かったポイントはいくつかあるのですが、個人的にツボだったのは
あの躍動しすぎる絵!
動植綵絵ならば、鶏が一番分かりやすい例なんですが
「いくらなんでも躍動しすぎでしょ!!」


ってぐらいの動き。
実際、若冲は鶏を飼って観察していたらしいので、こんなポーズをとっていた瞬間があったかもしれませんが
「でもやっぱり躍動しすぎでしょ!!」


例えば、「鶏図押絵貼屏風」とかも、連続して並べてるから、より一層そう思うのですが
この不自然そうな動きが意外と自然というか。
見ていてダイナミックで気持ちいいんですよね。
こんな動き、絶対してない。足の動きとか体の動きとかしっぽの動きとかヘンテコ。
でも見ていて気持ちいい。
あれ?この感じどこかで・・・と思って思い出したのが
伝説のアニメータ金田伊功さん。

ちょうど氷川竜介さんが解説した動画を発見したのでリンクを貼っておきます。
「さよなら銀河鉄道999」の解説シーンとかを見るとわかるのですが
あのグニョンぐにょんの普通じゃない作画が、アニメの動きで見ると
それほど不自然でもなく、ダイナミックで実にいいんですよねーー。
プロメシュームのシーンで出てる炎?みたいなものが、若冲の鶏のしっぽに似てませんか。
私は、これに気付いて以来、若冲の鶏のしっぽを見るたびに「金田伊功作画」を連想してしまってw
でも、実際、若冲ってこれだけ細密な絵を描いているぐらいだから、被写体は相当観察したと思うんです。で、その中で「動物」というか「動物の動き」みたいなものも、じーーーーっと観察していて、それを静止画(ストップモーション)の中に描きこんでいく(写しこんでいく)うちに、思わず「静」の中に「動」が入って、こんな造形になってしまったのでは、と想像してます。
金田伊功さんの作画もたぶんそうで、意外と本人は「そんなに変じゃない。普通」だと思って作画していたようで。それって、自分の描く「静止画」の中に、それら「静止画」がつながった先にある「動画」の自然さがもう見えていたからではないかな、と思っています。
以上、若冲に「アニメ」を見たって話でした。
「動植綵絵」を見た感想はまた後日。

追記
金田追悼特集、こちらの動画の方がキレイ。
リンク貼っておきます。
ほんと偉大なアニメータです。

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