生に在るもの:杉山早陽子に行ってきました
和菓子ユニット「日菓」ってご存知ですか。
京都で活動していた人気和菓子ユニットだったんですが、昨年末で解散。
一度、彼女たちの和菓子を食べたかったのに。。残念と思っていたら
元日菓の杉山さんが東京で展覧会を開く、しかも和菓子も食べられるということで
ワタリウム地下のオンサンデーズまで行ってきました。
今回のテーマは「生に在るもの」。
3/7(月)にサーブされたのはこのお菓子「わく」。
ふつふつと湧く「生」を表現したお菓子。
外郎(ういろう)のてっぺん&中にはタピオカかな?
白いぷるぷるした乳白色の粒がのっていて
非常に繊細かつ美味しいお菓子でした。
室内なのでこの繊細な色合いとか質感とか
上手く撮影できなかったのがちと残念。。
オンサンデーズには杉山さんのスケッチや8日間サーブされるお菓子も展示されていたのですが、私としては、ちょっと抽象的過ぎるというかアート寄り過ぎる感じがしましたね。
やっぱり日菓の頃のような笑えるポップさとか分かりやすさの方が私は好きです。
日菓のあのテイストって、もう一人のメンバ、内田さんのテイストなのかなあ。。
内田さんはどこかで作品を発表してるのかしら、とかいろいろ考えてしまいました。
日菓に関するエトセトラは、別エントリでしっかりと書くとして。
実に20ン年ぶりのオンサンデーズ。。変わらなさ過ぎて驚きました。
というか、こういうお店が90年代0年代を経て、まだ生き残っているのが奇跡というか。
ポストモダンの遺跡、とまではいいませんが、ワタリウムの建物もマリオボッタ設計ですからね。もうこの界隈でこういう建物が残ってるとこもわずかではないかと。
オンサンデーズもワタリウムも当時から全然改装していないんじゃないかな。あの高い天井と梯子に上らないといけないぐらい高い本棚。昔のまんま。
1階のポストカード売り場とか、私がよく来ていた20ン年前のがまだあるんじゃないかとか思ってしまいましたw
いやでも、この変わらなさ過ぎる感じ。多分店員さんもそんなに変わっていないんじゃないかな。ちょっと怖いというか、薄気味悪いぐらいでした(すんません)。
で、帰り道は原宿まで歩いたんですが、道中、90年代80年代の遺跡にかなりの数、遭遇しまして・・・w
原宿の竹下通りの脇のフォンテーヌ通りとか。ルセーヌ館とか。まだあるんですよね。
ルセーヌ館はまだ一部当時のままですが、一部「ちょっと残念な感じ」のテナントが入り、趣味の悪い改装がされ。そして、フォンテーヌ通りを抜けると。。まだクレープ屋とかあるんですね。バニラの強烈な香りと、おそらく地方から来たであろう子どもたちでにぎわう雑踏を抜けて、原宿駅竹下口から入り、山手線へ。
・・・いやー、すごかった。原宿って、私が子供のころとあんまり変わらんじゃないの。。
いや、変わったんだけど、方向性が全然変わってない。
子ども向けの悪趣味さ。
これがすたれずに残ってるのがすごい。
・・・すんません、あまりに強烈でうまく言語化できないんですが。
こないだの「変わる/変わらない」の話と繋がりますが、今回は「変わらなさ」に薄気味悪さを感じたって話でした。
ふぅ。
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