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「ブルーシート」を読んでみました

さて、脚本「ブルーシート」を読んでみました。

これは初演の脚本が書かれた本です。
で、最後まで読んで思ったのは、やっぱり、初演の方がシンプルでいいなあと。
特に最後のシーンとか、絞られている分、ズンと来るというか。
おそらく飴屋さんがいわき総合高校の高校生たちと練った脚本なので、字面だけ読んでてもちょっと分かりづらい部分もあるかもしれませんが、面白いと思いました。
で、驚いたのが、この本に「教室」というお芝居の脚本も収録されていたこと!

nn実は「ブルーシート」を見たとき、この「教室」のことを思い出しまして。

例えば、「ブルーシート」で魚の話をするシーンがありまして。「教室」の冒頭のシーンを強く思い出していたのです。「生(性)」をテーマにしている点でも共通していて、もしかして地続きの作品なのかなあと思っていたのですが、脚本を読んでその思いは確信に至りました。
めっちゃつながってるじゃん!
で、「ブルーシート」を読み終えた後、続けて「教室」も読んだのですが、こっちの方が脚本としてめっぽう面白い!
お芝居はたぶん二年ぐらい前に清澄白河のSNACというスペースで見て、とても面白かったのですが、改めて脚本を読むと、本当によく練られた脚本だなあと。
お話としては、飴屋さんの奥さん(コロスケさん)、娘さん(くるみさん)が登場する「生(性)」をめぐる話なのですが、まあノンフィクションですよね。当事者が当事者を演じる、確かお芝居を見たのも夏で、外の蝉がみんみん鳴いていて。。そのリアルな面白さもあるのですが、改めて読むと脚本自体がホントよくできてます。
で、読み終わって、「教室」の世界を反芻し、「ブルーシート」のことを考えると。。
ちょっと(というかだいぶ)印象が変わりました。やっぱり「教室」の文脈上に「ブルーシート」があると。だからこそ、高校生なんだ、だからこそ、東北なんだと非常に腹落ちしたというか。
読んでよかった。
・・・ちなみに、飴屋さんは「教室」の再演は絶対にしません、と仰っていました。たぶん、あのときのコロスケさん、くるみさんじゃないと演じられない演目だからだと思うのですが。やはり見ておいてよかった。。
それにしても、飴屋さんのお芝居って、劇場よりも、こういう小さいところ(SNACとか)で上演されるもののほうが当たりが多い気がします。「3人いる!」(多田淳之介作)もリトルモアの地下だったし。
振り返ってみると、現代美術の頃から、飴屋さんって一貫してる気がします。
いつだったか。まだ、演劇の世界に復帰していなかった頃、銀座のアップルストアのイベントで、阪大の石黒先生と飴屋さんとのトークショウを聞きに行ったことがあるのですが、そのとき飴屋さんが「珍獣屋も現代美術も、結局、人間であることとか、生きていることとか、そういうことの境目を確かめたくてやっていた」と言っていて。
飴屋さんはいま演劇の世界をメインに活動してて、それこそいろんな作品をやっていますが、結局テーマって一貫してるんじゃないかなあと思いました。
やっぱ天才!

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