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ナンシー関の顔面遊園地展@渋谷パルコに行ってきました

一昨日、滑り込みで
いや、濃厚だった。
想像以上に濃厚だった。
会場構成もホント練られていて
見応え充分。
堪能しました!

放送作家の町山広美さんが構成にかかわっていて

ホント「ナンシー愛」にあふれた構成に
ナンシーファンの私も大満足。
消しゴム版画に関しては
ほぼ全部網羅されていたんじゃないかなあ。
被写体(?)は政治家、お笑い、ミュージシャン等
ジャンル分けされていて
スタンプされたものだけでなく、消しゴム本体も展示されています。
消しゴム本体、小さいんですよ。
でもね。じーっと見てしまう。
スタンプされたものだけでなく、消しゴム本体の「彫り」みたいなものがなんだかおもしろくて、じーっと見てしまうんです。
個人的にうれしかったのは
平井堅さんのスタンプが展示されていたこと。
前回ナンシー関さんの展覧会を見て
感激したんですよね。平井さんのスタンプに。
スタンプされた絵、そのものもすごくいいんですが
消しゴム本体がねえ。鎌倉彫りみたいに深い。
いや、本人の彫りが深いんだから当たり前じゃないかという説もあるんですが
だってさあ!版画じゃないですか。
スタンプされたときに線で表現される、顔の奥行きとしての「彫り」と
版画の「彫り」とは違うじゃないですか。それがね、なぜか一致してしまうという奇跡のような作品なんですよ!
↑ちょっとオーバー?
もうナンシー関さんの作品(特に平井堅)が展示される機会も
あまりないでしょうから。現物見られてホントよかったです。

あと、面白かったのが
ナンシー関さんのコラム。
会場内にコラムの抜粋が展示されてて、改めて読んだんですが
やっぱり面白い。もう亡くなって14年近く経っているから
書かれてる内容が古いと言えば古いのですが
その視線は普遍的なんですよね。
で、そのコラムに「いま振り返って」みたいなキャプションが
町山広美さんに添えられているんですが、それが面白かったなあ。
当時:A→Bの渦中にあり
現在:Cに至る
その流れ自体が面白いというか。
それもナンシー関さんの目の付け所のよさに
起因するものなんでしょうが。

あと
消しゴムの話に戻ってしまうんですが
ナンシーさんの版画って被写体への愛が
如実に出るというか。
ハッキリ言うと
バカにしてる(愛のない)被写体の造形が酷いw
似てるんですよ。基本的に。
でも、こんなに酷い顔に書かなくてもいいじゃないかと思う。
(クラリオンガールのときの原千晶さんとかねえ。
こんなに歯をくっきり描かなくてもいいんじゃないかと。)
でも酷い顔を描くのにも手間がかかってるわけで
(上記の原千晶さんの歯とかねえ。すごいの。前歯を歯一本一本彫ってるし)
その造形というか表現への労力たるやすごいなあと改めて思いました。
ちなみに
バカにしてても愛すべきバカというのもあるわけで
それはなぜか見ててもこっちはほっこりとする造形なんですよねえ。
これも800個の消しゴムをずらっと見られたからこその発見なわけで
ホント行ってよかったです。

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