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2011年4月

クッキーボーイのワークショップに行ってきました

今週火曜日、
私がずーっとお世話になっている美容院BROSS@中目黒にて
売れっ子のクッキーアーティスト、クッキーボーイさんのワークショップにいって来ました。
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クッキーアーティストって何やねん。
とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。。

一言でいうと、クッキーでいろんなアート作品を作る方です。

作品についてはこちらを見てみてください。

クッキー生地にアイシングを施して
いろんな作品を作っているのですが
さすが美大出身だけあって
絵心があるというか、色遣いのセンスが抜群にいい。
そして、仕事がキッチリ丁寧。
スキがないんですよね。

単なる「かわいいお菓子」ではなくて
ちゃんとアート作品になっているのが素晴らしいと思います。

あと、私はまだ食べたことがないのですが
味も凄く美味しいらしいです。

もともと
こういうお菓子を使ったインスタレーションって大好きで、
古くは、謝琳さん
アラキミドリさん
(ジャンクスイーツという写真集も出していらっしゃいます。展覧会にも行きました)
あと、
西山美なコさんのシュガークラフトの作品なんかも大好きだったので
クッキーボーイさんの作品も
最初みたときからグっと来ちゃったんです。

今回のワークショップは、
クッキーボーイさんの用意した
スカル、骨、ハート型のクッキーに
各自思い思いのアイシングを施してみようというもの。

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まずは先生がアイシングのコツを説明し
デモをしてくれました。
それを見ながら各自アイシング開始。
Photo

参加者の皆さん、とってもセンスがいい。
わたしもしばし童心に帰って
アイシングを施してみました。

作った作品はこんな感じ。
Photo_2

スカルも骨も水玉地獄(by草間弥生w)
BROSSオーナの☆さんからは
「骨、かわいい」
とお褒めの言葉を頂きました。

しかし楽しかったなあ。

準備とか色々大変だったと思います。
BROSSの皆さん、クッキーボーイさん、ありがとうございます!

ちなみに
できた作品の写真を夫に送ったところ
「なんだこれは。ジェイソンか、レクター博士か」
という反応が来ました。
いい線いってますw

クッキーボーイさんのオーナメントは
中目黒のBROSSに展示されています。
Photo_3Photo_4


お時間あるときにぜひ覗いてみてください。
素敵ですよー。

それと、4/29~代官山で個展も開催されるようです。
4/28木夜のレセプションは、
クッキー販売+アイシングのサービスがあるみたいで
代金は震災の義援金として赤十字を通じて寄付されるようです。

私も時間があったら駆けつけたいです。

また、クッキーボーイさんは
個別のオーダも受け付けているとのこと。
現在依頼が殺到してるらしく、
受注は6月以降らしいのですが
私もお願いしてみたい!


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いろいろなお祝いをいただき恐縮です 2

結婚のお祝い品の紹介その2です。

いつも仲良くしてもらっているご夫妻からは
東京ミッドタウンの「久原本家 茅乃屋」の
だしパック、ドレッシング、調味料、ジャム等の
セットを頂きました。
Img_5070


先日、だしパックでおみそ汁を作ってみたんですが
とっても美味しくて、夫と二人してビックリ!
ジャムも美味しくて・・・そのまま頂いちゃいました。

他の食材も美味しいらしいので、ぜひ一度お店に行ってみたいと思います。

そして、和モノのセンスあふれる素敵女子Tちゃんからは
夫婦箸を頂きました。
三角で少し長め。とても美しいお箸です。
Img_9172Img_2631

どちらも食にまつわるもので
食道楽な私たち夫婦には
とても嬉しい贈り物でした。

それにしても
リーラボがらみの方は
贈り物のセンスがいいです。

本当にありがとうございます。


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久々にリーラボを主催してみた

さて

先々週の土曜日、久々にリーラボを開催してきました。

場所はおなじみ四ツ谷PAUL
Paul

PAUL、駅から近いし、パンも美味しいし、雰囲気もいいから
よく利用させてもらってます。

テーマは、さくら、はる。

皆さんが紹介してくださった本はこんな感じ。
Photo

・クレヨン王国なみだ物語
・木
・奇跡の営業所
・ぼんさいじいさま
・秒速5センチメートル
・野ばら
・パイナツプリン
・熊野 雪 桜
・ことばの力

熊野 雪 桜 は鈴木理策さんの写真集。
この雪と桜の撮り方はかなり画期的なんです。
ホントに雪や桜があるようなブワっとした
画なんですよ。
圧巻は81ページから82ページあたり
雪から桜、冬から春へ変化するところ。
編集センスが素晴らしいのです。
ぜひ手にとってみてみて欲しい写真集です。

言葉のちから、は大岡信さんのエッセイ。
どこかの講演会で話した内容をまとめたものらしいです。

ちょうど春になる前ぐらいかな、夫と
「桜といえば、吉野の桜で染物をするとき
桜の花びらではなくて木の幹のところで染めるって話が
国語の教科書に載ってた。
誰が書いたのか忘れちゃったんだけど」
って話をしてたら
「それ、大学生のとき俺も探した。
確か大岡信さんのエッセイなんだよ。
まだインターネットとか無くてさ苦労したよ」
ビックリ。
で、図書館で探したらありました!
早速借りてきて読んでみました。
要はことばの力には(花や葉っぱではなく)
幹の部分が大事なんだってことの比喩で
このエピソードが出てくるのですが、
そんなことはスッカリ忘れていてw
この桜の幹で染める話だけが
妙に印象に残っていたのでした。
いやー、こういうお話だったんですね。

当日集まった方の中にも
このエピソードを覚えている方がいて
「私も桜の部分だけしか覚えていませんでした」
とおっしゃっていました。

でもそれぐらい深い印象を残す、美しい美しいエピソードだと思います。


今回参加した皆さんと話してわかったのは
やっぱり日本人って桜に対して
特別な感情をもっているということ
ぱっと咲いてぱっと散る
どこか物悲しい感じもするし
独特のデカダンス感もある。

あと、生まれた地域によって
桜と一緒にイメージするものも
違うんだなあというのが新たな発見でした。

天気がよければ、外濠公園をお散歩しようと思ったのですが
あいにくのお天気で、お店で解散。

でも久々のリーラボ
楽しかったー。

知り合い同士でやるのもいいんだけど
知らない人同士でやるのも凄くいい。

どちらの場合でも
私が心がけているのは
参加した人が120%の満足度で
帰ってもらうこと。

朝早く来てよかったな、
この本に出会えてよかったな、
と思ってもらえること。

だから
本も、できることなら参加者の方が
帰りに思わず本屋で買っちゃいたくなる
それぐらいグっと来る本を選びたいと思っています。

自分が、その本のことを好きという気持ちも
大事なんだけど、相手がその本のプレゼンを
受けたとき、どうか?ってことも大事だと思いますので。

→ちなみに夫が持って行った「秒速5センチメートル」は
b君のハートをがっちりつかんだようですw
大成功!

お店選びも
例えば、パンの美味しいカフェとか
朝早起きして来てみる甲斐のあるところを
皆さんが満足できるようなお店を考えてます。
(実際、皆さんあんまり満足してないかもしれないけれどw)

産休前にまたリーラボやりたいな。。


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いろいろなお祝いをいただき恐縮です

このブログで結婚のことを書いたら
お会いした方から
いろいろなお祝いをいただきました。

本当に本当にありがとうございます。
嬉しいです。

先日、四ツ谷でリーラボを開催したおりに
b君から、手作りの素敵な器と、クッキーをいただきました。
→さっそくお茶タイムに活用
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器は桜色~素敵です。
思わず、ルーシーリーの器のピンク色を思い出しました。
ルーシー・リー展@新国立もb君に教えて貰って
行ったんですよね。
クッキーも美味しかった!
ありがとうございます。

また、kさんからは
とてもとてもかわいい和菓子をいただきました。
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目黒の「ゆり屋」さんの和菓子
一口めでたいというお菓子だそうです。
ホント上品な味で、特にフランボワーズ風味のものが絶品でした。

夫婦して食道楽なので
こういうプレゼントは本当に嬉しいです。

他にも頂いたものがあるので
後日写真付きで紹介しますね。

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わたしたちは知らないうちに被害者になっている

先日のブログにも書きましたけど
MOTアニュアルに行った翌日
やっとこさ本を読む気になってきて
図書館へ行ってきました。

普段だったら普通にできる
「本を読む」
ってことも
震災の疲れでできなくなってしまうんだな
って改めて実感しました。

借りてきたのは
スカイクロラと、ロリータと、手作りの本。

さっそく
ロリータの冒頭部分を図書館の閲覧コーナで
読み始めました。

冒頭からして奇妙で
決して読みやすい小説ではないのですが
30分ぐらいかな。じっと読んでいました。

で、本から目を離し、ふと我にかえって

ああ、本を読んでいる間
震災のことをすっかり忘れられた

って思ったんです。

前日のMOTでの体験も含めて2回目です。

でも、美術館という、ちゃんと外の世界から遮断された(?)
空間での体験とは違う。
自分の意識で、別の世界にいけたというのが
凄く新鮮でしたし、
これが「文学の持つ力」なのかな
とも思いました。

先日
岡田斗司夫さんが毎日新聞の異論反論に
こんな事を書いていました。

**
>今回の大震災について、被害は大きく分けて4つある。
1次災害…地震や津波
2次災害…原発事故やインフラ破壊
3次災害…社会不安
4次災害…モンスター化する我々

実は災害で最も被害の大きいのは
1次2次ではなく3次4次だ。
それは天災でもなく、権力者やメディアの怠慢でもない。
我々自身が起こしたり防いだりできることだ。

だから必要以上に情報に触れない。
ニュースは一日3回程度チェックするだけで充分。
**

震災のことも原発のことも
もっと知るべきことなのかもしれない。
でも、知ったからといって自分に何かが出来るわけではない。

でも
知ることで
「知らず知らずにダメージを受ける、疲弊する、被害者になる」
ことは避けたいと思います。

私にできることは
情報を絞り込む。

これしかないなと思いました。

美術館と図書館で得た
あのときの感覚が
「心の平安」
を呼び覚ましたというか
「知らず知らずにダメージを受けていた自分」
に気がついたというか。

普段からテレビも見ないし新聞も読まないから
自分は割りと大丈夫だと思っていたぶん
とにかくちょっと新鮮な体験でした。

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MOTアニュアル@東京都現代美術館

4/2土久々に美術館に行ってきました。

MOTアニュアル@東京都現代美術館
Img_1561

※チラシは2ヴァージョン。
 左:池内晶子さんの作品、右:冨井大裕さんの作品

MOTアニュアルは、現美が新しい美術をグループ展形式で紹介する展覧会です。

はっきりしたテーマを打ち出すわけではないのですが
毎年「お!」という作品に出会えたりするので結構好きな
展覧会です。

最近、
震災の混乱は落ち着いてきたけど
じんわりとした
「震災疲れ」みたいなものが出てきました。
平日は本屋も図書館も美術館も
18:00までしかやっていないので
疲れていても、仕事帰りに
ちょっと気持ちを潤すってことができなくて
つらかった・・・
土曜も少々疲れていたのですが
エイと清澄白河まで行ってきました。

これが、とってもよかった。

15:00-の八木良太さんのサウンドパフォーマンスの
時間に合わせて行ったのですが
新作の球体型磁気記憶装置(磁気テープをボーリング大のボールにぐるぐるに
巻きつけたもの)&再生装置が摩訶不思議な感じでしたw

展覧会場に展示してあるものも
実際再生させてもらったんですが
立体のレコードであり、カセットテープであり。
ちょいアナログな感じがまた面白い。

でも、今回いちばん印象的だったのは
女性作家陣のもの。

特に
池内晶子さんの絹糸を使った立体作品は
なんともいえない繊細さと浮遊感があって
素敵でした。

木藤純子さんの
水を張ったグラス、桜の花びら、畜光塗料を使った作品
もよかったし、
関根直子さんの
鉛筆画の作品も、日本画的世界にも通じるものがあって
よかった。

※木藤さんの作品は、地震の安全面でのことを考慮して
規模を小さくして展示されていたようですが、
4/7木から本チャン公開再開とのことです。うれしい!

いずれの作品も
日本人ならでは繊細な感性で作られたもので
「やっぱり日本人のセンスって素晴らしい」
と思いました。

常設においてあった
ピピロッティリストの作品も
ごろんと寝転がって鑑賞できる仕組みになっていたし
映し出される映像もなーんにも考えずに
楽しめるものでリラックスできて
よかったな。

※山川冬樹さんの作品もすごかったんですが
これはまた別の記事で書きたいと思います。

展覧会鑑賞後、廊下のところで休憩して
しばらくして
「そういえば震災があったんだよね」
って思い出しましたw

あの空間でアートを鑑賞している間は
その世界に没頭してて
震災のこととか現実の世界とかは
すっかり忘れていたんですよね。

で、振り返ってみると
「震災のことを考えない時間」というのは
震災後初めてだったかもしれない
と思いました。

震災後
夫や友達、仕事での会話でも
震災のことが話題に上らないことはない。
わたしは、こんなにも
震災とか、原発の情報に曝されて
不安な気持ちとかストレスとかを感じてるんだ
って改めて思いました。

そういう意味では、わたしも被災者なんですよね。

東北地方で大変な目にあっている方とは
比べ物にならないけど。

このことについては、ちょっと長くなりそうなので
別の記事で書きたいと思います。

とりあえずここまで。

展覧会は~5/8日まで。

●池内晶子 アーティストトーク
4月24日(日)15:00~
会場:東京都現代美術館ホワイエ
参加無料

も開催されるようです。
もう一度行ってみようかな。

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地震以降、やっとこさ本を読む気力が出てきました

地震以降、精神的にも
肉体的にもホント疲れてしまったせいか
ずーっと本を読んでいませんでした。

やっとこさ、昨日ぐらいかな
本を読んでみようかな
って気持ちになって
図書館に行って本を借りてきました。

・ロリータ/ナボコフ
・スカイクロラ/森博嗣
・あれも、これも、おいしい手作り生活。/まめこ

ロリータ・・・不謹慎極まりない感じがいいんじゃないかなと思って
借りてきました。

感想は後日

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地震の日 3

電車は割と空いていて
家についたのが6:30頃だったかな
扉を開けるとキッチンは意外と大丈夫で
食器も全然壊れていませんでした。
シャトルシェフに入れておいた玉ねぎのブイヨン煮は
倒れていたけどw

あとは、部屋の姿見が倒れていたぐらい。
これも割れないように工夫してあるもの
だったから大したことはありませんでした。

とりあえず、母に応援を頼み
持ってきてもらったおにぎりと
インスタントコーヒーで
腹ごしらえをして、
残りのパッキングを開始しました。

えっさほいさ段ボールに荷物を詰め込んでいると
ヤマトから電話がかかってきて
定時どおり(8時ぐらい)にはいらっしゃるとのこと!!

びっくり。

「えー、まだ8割ぐらいしかパッキングできてないんですけど」
「8割なら大丈夫です。パッキングできたぶんから運び出しましょう」

ヤマトの人が来たのが9時ぐらいかな。

運び出しと並行して、母と2人でパッキング。
途中、夫も応援にかけつけてきて3人でパッキング。

ヤマトの人が
「通常、単身パックだと、いったんベースに荷物を入れて
翌日そこから運び出しなんですけど、いまベースもぐちゃぐちゃ
なんで、むしろ本日中に引越し先へ搬入だとありがたいんですが」
とおっしゃるので、当日運び出し&搬入となりました。

11時に荷物を全部出し終わり、夫と私は転居先へ
その間、母に室内の掃除をお願いしました。


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転居先に電車で移動すると、ヤマトさんは既に到着していて
鍵を開けて、すぐに荷物搬入。

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ダイニングテーブルの組み立てまでやって頂いて、
キャレル3個分で55600円でした。

リーズナブルな値段で大満足。

そしたら、突然ピンポンが鳴って
誰だろうと思ったら、なんと同じマンションの方が
おにぎりとお茶の差し入れをしてくれました。

「いやー、大変な日に引っ越して来ましたね」

それから、元の家に戻り、お掃除完了した母にお礼を言って。
大家さんに来てもらって、引渡しの確認をしました。

ガランとした室内をみて
感慨深くなるというより
昨日今日ととにかく嵐のような1日で
私はとんでもない日に引越しをしたものだなあと
思いました。

その後、近所のインド料理屋でカレーを。
温かい食事をとって、やっとほっとしたのでした。
Img_1463

その後、新居で昼寝をした後
実家へ移動。
実家のテレビ、新聞でことの大きさを
改めて実感したのでした。

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