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23分間の奇跡と最後の授業

先日のリーラボで紹介された「23分間の奇跡」。
ずいぶん昔に読んだ本で、内容うろ覚えだったんだけど、
ふと、小学校の国語の教科書に出てきた「最後の授業」を思い出しました。

フランスとドイツの国境にあるアルザスロレーヌ地方
ドイツが侵略してきたので、今後一切フランス語はしゃべれなくなる
最後のフランス語の授業で、先生が「フランス万歳」っていう。

あー、本当はフランス語をしゃべりたいのに、しゃべれなくなっちゃうんだ。
国家侵略とは言葉も奪うものなのね、なんて思って、子供ごころに結構感動した覚えがあるんだけど
後日、このはなしが、実はあんまり史実に忠実ではなくて、国語の教科書から消えたときいて
ちょっとショックだった覚えがあります。
→きっかけは、田中克彦さんの「ことばと国家」らしいです。

要は
アルザスロレーヌ地方はドイツとフランスとの国境なので、フランス語をしゃべったり、ドイツ語をしゃべったり
いや、むしろドイツ語に近い「アルザス語」をしゃべっていらしいんですね・・。

今回「23分間の奇跡」は、どうやら、この「最後の授業」の対となる作品らしいと知り、両方の作品を再読してみました。

ああ、なるほど、これは「最後の授業」に対する、「最初の授業」だと。
さらにいうと、「23分間の奇跡」は「最後の授業」のアンチテーゼというか、「最後の授業」のあとには、こんなに恐ろしい先生がやってきました、というおはなしなんですね。

最初、アレ?おかしい、と思う男子生徒を登場させつつ、その男子生徒まで、まんまと・・・
というあたりまで、なかなか凝ったつくりです。

読みながら思い出したのは、傑作ドラマ「女王の教室」。このドラマも、この「23分間の奇跡」の影響を受けてる気がします。「23分間の奇跡」をさらに裏返したような、そんな雰囲気を感じます。

いろいろつながってるなあ。

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