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「フセイン・チャラヤン展」@東京都現代美術館

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昨日、雨降る中、「フセイン・チャラヤン展」@東京都現代美術館へ。

いやー、凄く良かった!

・・・というか、わたしはフセイン・チャラヤンを完全に甘く見ておりました。
ただの電光ファッションデザイナだと思っておりましたw

こんなに素晴らしい作品を多々発表していたとは。

恐れ入りました。

今回の展覧会は映像作品が多く、見るのに結構集中力を要するのですが、かなり集中して映像を見ると・・・最後には「おおお」と思わず声を出さずに居られない、素晴らしい作品に出会えます。

個人的には、フワフワのシャーリングを刈り込んだようなドレス。ミニマルかつ美しいカッティングのドレス、そしてラストが圧巻だった《アフター・ワーズ》。

まるで昆虫の変態を見るような《111》2007年春夏コレクション。

にグッときました。

特に、《アフター・ワーズ》は、何の解説なしに見てもとても美しい作品なのですが、チャラヤン自身の背景

>トルコ系キプロス人が、1974年国が南北に分裂する以前に、キプロスで民族浄化にさらされた過程を考察したことをきっかけに本作品を制作した。このコレクションは、そうした苦難に直面して家を離れる際に、所有物を隠そうとするのか、あるいはいっしょに持ち去りたいと切望するのか、その心理を探ったものである。

という解説を読んで、さらに感動が深まりました。

字面だけ読むと、かなり泥っぽい埃っぽい感じなんですが、それを洗練された、コンテクストを知らない人が見ても美しいと思える作品に昇華させているのが、チャラヤンの凄いところだと思います。

《111》2007年春夏コレクションも、ラストのマリエ(と、わたしは解釈した)が素晴らしい。
息を呑む美しさでした。

・・・・にしても、フセイン・チャラヤン、これだけ硬質でクールなのに、独特のエロスがあるなあと思いました。
エロスなんて感じない観客もいるでしょうが、わたしは最終的に、なんとも言えないエロスを感じましたよ。

ファッションデザインの展覧会も、こういう風にマルチな視点で表現できる作家ならかなり面白いと思いましたね。
次回ファッションデザインの展覧会をやるなら、アレキサンダー・マックイーンの回顧展をぜひ。
服そのものもよいし、毎回のコレクションのショウもかなり凝ったものでしたからね。

あー、それにしても、今回の展覧会見てて、ヌルい服着てる場合じゃないって痛感した。
もっと刺激的な服が着たい!

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