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「奥村土牛展」@山種美術館

少し前のことですが、山種美術館で奥村土牛展を見てきました。

いやー、よかった。

なんでもっと行っておかなかったんだろう?山種美術館。
素晴らしい収蔵品がたくさんあるじゃないですか。

この展覧会を観に行くまでは、現代美術系の展覧会ばかりに行っていたせいか
代表作「醍醐」、「鳴門」、「菖蒲」を見たときに、
その美しさとか世界観が、何も考えずにすーっと心のなかに入ってくる、
そのこと自体がとても新鮮で、感動してしまった。

本当に上質なものって、なんにも考えずにすーっと心のなかに入って来る、
こんなに楽チンして感動させてもらっていいのかしら?
っておもうくらい。

桜であり、瀬戸内の鳴門であり、菖蒲であり、私たち日本人が慣れ親しんだモチーフが
並んでいることもあるんですが、やっぱりすごいのは、色使いと筆遣い。
なんともいえない計算しつくされた美しい色味なんですよ、目に優しい、心に優しい。

・・・というか、ここまで上質だと、日本的モチーフであること抜きにしても感動できるんじゃないかとも思われ。。
例えば、桜とか、瀬戸内の鳴門とか、菖蒲とかに全然慣れ親しんでいない外国人の人でも、なんかネイティブである(?)私たちみたいな感動が味わえるんじゃないかと思ったぐらい。それぐらい素晴らしい「本物の美」がそこにあると思いました。

それと、土牛の代表作である「醍醐」が、晩年に描かれたものであることにも感動しました。

天才と呼ばれる人でも、晩年にはその才能を使い果たして傑作を生み出すことができなくなる人もいるけれど
土牛の場合は違う。
最晩年まで常に成長しつづけ、最後には悟りの境地まで到達したようなエゴが一切抜けた(?)、
優しい優しい、それは美しい作品を生み出した、そのこと自体にすごく感動してしまいました。

人間の生き様としてもすごく感動的で、実にあたたかな気持ちで展覧会を後にしたのでした。

はー、人間ってすごい。

山種美術館、次は浮世絵の展覧会だそうです。
こちらも楽しみです!

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