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2010年6月

東京大神宮で茅の輪くぐりをしてきました

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東京大神宮から夏越の祓のご案内が来ていたので、かたしろ納めと茅の輪くぐりをしてきました。
土曜の11時ごろに行ったんですが、良縁を願う女の子がいっぱい!あまりの混みようにビックリしました。

まずは、夏越の祓用のかたしろを納めてきました。
かたしろには、自分の名前、年齢を書き、左肩、右肩、左肩という順に当て、三回息を吹きかけます(自分の分身)。30日当日、このかたしろに御祓いしてもらいます。

夏越の祓をお願いするのは初めてだったんですが、お土産に夏越の祓用のお守りと、無垢塩草が付くんですね。お土産付きで1000円。なかなかお得だと思います。
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そして、茅の輪をくぐり、本殿を参拝。
日ごろの感謝の気持ちを延べたあと、今年後半の良縁を願っておきました。

本殿ではご祈祷をやってましたねー。
私も昔、何度かやってもらったことがあります。ここのご祈祷、お神楽も見られるし、なかなかいいんですよ。
当時お願いしたのは、○○士の合格祈願と、除霊(笑)。
ええ、そりゃもうバツグンに効きましたよ。

参拝後は、境内で振舞われていた麦茶とお菓子を食べて、御神籤を引いて帰ってきました。
御神籤には
「目上の人の引き立てで思わぬ幸いがある」
と書いてありました。
ほほぉ。目上の人は特に感謝の気持ちを振りまいておこう(笑)

そして、今日はとらやで夏越の祓のお菓子「水無月」を購入。

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ういろうの上に、小豆が載ったお菓子なんですが、さすがとらや、美味しかったです。
ちなみに「小豆を使用しているのは、赤い色が邪気を祓うと信じられため」とか。
なるほどねえ。

こういう風に季節の行事に敏感になったのは、さとうめぐみさんのおかげなんだけど
調べてみるとホント季節季節に楽しい行事がある。いわれを調べてみるとまた楽しくて
日々を楽しくすごさせてもらってます。

夏越の祓が終わると、次は七夕かな。

短冊にお願いを書いて夏を楽しみます。

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「奥村土牛展」@山種美術館

少し前のことですが、山種美術館で奥村土牛展を見てきました。

いやー、よかった。

なんでもっと行っておかなかったんだろう?山種美術館。
素晴らしい収蔵品がたくさんあるじゃないですか。

この展覧会を観に行くまでは、現代美術系の展覧会ばかりに行っていたせいか
代表作「醍醐」、「鳴門」、「菖蒲」を見たときに、
その美しさとか世界観が、何も考えずにすーっと心のなかに入ってくる、
そのこと自体がとても新鮮で、感動してしまった。

本当に上質なものって、なんにも考えずにすーっと心のなかに入って来る、
こんなに楽チンして感動させてもらっていいのかしら?
っておもうくらい。

桜であり、瀬戸内の鳴門であり、菖蒲であり、私たち日本人が慣れ親しんだモチーフが
並んでいることもあるんですが、やっぱりすごいのは、色使いと筆遣い。
なんともいえない計算しつくされた美しい色味なんですよ、目に優しい、心に優しい。

・・・というか、ここまで上質だと、日本的モチーフであること抜きにしても感動できるんじゃないかとも思われ。。
例えば、桜とか、瀬戸内の鳴門とか、菖蒲とかに全然慣れ親しんでいない外国人の人でも、なんかネイティブである(?)私たちみたいな感動が味わえるんじゃないかと思ったぐらい。それぐらい素晴らしい「本物の美」がそこにあると思いました。

それと、土牛の代表作である「醍醐」が、晩年に描かれたものであることにも感動しました。

天才と呼ばれる人でも、晩年にはその才能を使い果たして傑作を生み出すことができなくなる人もいるけれど
土牛の場合は違う。
最晩年まで常に成長しつづけ、最後には悟りの境地まで到達したようなエゴが一切抜けた(?)、
優しい優しい、それは美しい作品を生み出した、そのこと自体にすごく感動してしまいました。

人間の生き様としてもすごく感動的で、実にあたたかな気持ちで展覧会を後にしたのでした。

はー、人間ってすごい。

山種美術館、次は浮世絵の展覧会だそうです。
こちらも楽しみです!

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昨日は夏至の日、百万人のキャンドルナイトの日でした

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昨日は夏至の日、百万人のキャンドルナイトの日でした。

一応、わたしも蝋燭に火を灯して、キャンドルナイト。
ちょうど冬至から180度(約180日)経過して、冬至の日からの自分を振り返ってみつつ
蝋燭の明かりだけでしばし静かな時間を過ごしてみました。
季節は巡る。時間は巡る。地球暦で180度回ると、いろんなことが次のステージを迎えていて面白い。
やっぱり暦のリズムって大事だなあと思ったりして。
最初は蝋燭の明かりだけでは暗いなあと思ったのですが、慣れてくると意外と明るい。
なかなか素敵な夜でした。

百万人のキャンドルナイト、省エネとかそういう堅苦しいぬきで、蝋燭の明かりで静かでゆっくりとした時間を過ごしましょうというのが、本来のコンセプトみたい。

ここのところ、このキャンペーンがずいぶん浸透してきたのか、窓から見えるご近所の灯もかなり暗めのように思いました。みんなでこのゆったりとした時間を過ごしている、と思えるのもまたしあわせなことです。

蝋燭の明かりといえば、谷崎の「陰翳礼讃」。以前このブログにも書きましたが、ほの明るい中で見るものの色のつやめきみたいな物に目覚めたのは卒論の指導教官のI先生の薦めで読んだこの「陰翳礼讃」がキッカケでした。
先生の専門は、光環境なんだけど、欧州やら、昔の日本の光環境やらを引き合いにして「いまの日本は明るすぎるよ」「ライトアップなんかも、幽霊みたいで、ボク嫌いなんだよね」ってよく言っていました。
先生の指導(といっても、ゼミで一言三言だけど)は、いまの自分の少なからぬ影響を及ぼしていて、心ひそかに感謝しています。

そういえば、西洋における蝋燭の明かり・・といえば、キューブリックの「バリーリンドン」も見逃せない。
この時代のムードを忠実に再現するため、なんと室内の撮影は蝋燭の光だけで撮影しています。このためにNASAのために開発されたレンズを探し出して使用したとか・・・。
あの蝋燭の中でゆらめく、人々の表情、衣装、インテリア、なんとも美しいです。話の救いようのなさも、キューブリックらしい。もし機会があったら見てほしい作品です。


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アニッシュ・カプーア@SCAI THE BATHHOUSE

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少し前のことだけど、根津のSCAI THE BATHHOUSEでアニッシュ・カプーアの新作を見てきました。

漆やアクリルを使った作品等、面白い作品がたくさんありましたが
特に、ステンレスのパーツを組み合わせた、お椀状の作品がよかった。

目の前に立つと、自分がバラバラになって、凹レンズの仕組みで逆さに映る。そして、遠近感がなくなって、なんとも言えない不思議なトリップ感が味わえます。

カプーアの作品は、一番最初に見たのは、たぶん水戸芸術館の長谷川祐子さんキュレートの展覧会。
そのつぎは、金沢21世紀美術館の展示だと思う。
最初は意外と印象に残らなかったんだけど、21世紀美術館で見た、漆黒のまるの作品が面白くて、すっかりファンになりました。作品は、室内の斜めの壁(?)に反射率ゼロで塗りつぶされている○がある。穴が開いていて、向こうに空間があるようにも見えるし、やっぱり塗りつぶされているようにも見える。自分の遠近感というか、空間感覚が麻痺するような摩訶不思議な作品でした。
この人の素材探求心というか、(空間そのものではなく)素材を突き詰めて、鑑賞者の空間感覚を刺激するセンスが素晴らしいなと思います。

韓国のリーアムミュージアムで見た作品も、たぶん漆を使った作品だと思うんだけど、つるっつるで、例によって目の前に立つと、自分が逆さに映り、遠近感を消失する仕組みになっています。作品自体としても、かなり美しく、素晴らしい作品でした。

毎回裏切らずによい作品を発表し続ける。すごい作家だと思います。
これからも追いかけたいですね。


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ダムタイプ「OR」上映会@ICC

今日は、初台のICCでダムタイプ「OR」の上映会へ。
映像が、ちと粗かったのが残念ですが、迫力充分。
十数年ぶりに見直してみて、改めてダムタイプの研ぎ澄まされた感性に感心しました。
音、光、映像、フラッシュを多用した演出。
幾つかのエピソードが断片的に連続するようなつくりなのですが、理屈抜きで、すっと心の中に入ってくる。
だって、ラストシーンの暴走→デッキチェアでの涅槃の境地・・なんて、わけが分からない人には全然わからないと思うのですが、
なんとも言えず、気持ちいい。
感動のラストシーンです。

>半円筒形に張られた白いスクリーンのみで構成された舞台で
「自己と非自己のボーダー」「生と死の間に横たわるグレイゾーン」
などの考察を試みる。

死に関する考察は、故古橋悌二(元ダムタイプリーダ)がキッカケになっているわけですが、
そのあたりも含めて、ダムタイプの最高傑作だと思います。

ちなみに、同時期にインスタレーション「OR」も製作されたのですが、これまた美しい作品なんですよ。
床上にモニタが置かれていて、そこに寝ている人物が映し出される。人が近づくと、センサが反応して
寝返りをうつ。
まるで、銀河鉄道999のメーテルのお墓みたいな感じなんですが、クールで硬質で、でも見ているものを不思議と癒すような・・・素晴らしい作品です。

ICCで収蔵している作品なんですが、いまは展示していないようです。
また展示してほしいなあ。。

上映会は土日のみで、残りは6/26、7/3の2回のみ。

機会があればぜひみてみて下さい!

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「フセイン・チャラヤン展」@東京都現代美術館

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昨日、雨降る中、「フセイン・チャラヤン展」@東京都現代美術館へ。

いやー、凄く良かった!

・・・というか、わたしはフセイン・チャラヤンを完全に甘く見ておりました。
ただの電光ファッションデザイナだと思っておりましたw

こんなに素晴らしい作品を多々発表していたとは。

恐れ入りました。

今回の展覧会は映像作品が多く、見るのに結構集中力を要するのですが、かなり集中して映像を見ると・・・最後には「おおお」と思わず声を出さずに居られない、素晴らしい作品に出会えます。

個人的には、フワフワのシャーリングを刈り込んだようなドレス。ミニマルかつ美しいカッティングのドレス、そしてラストが圧巻だった《アフター・ワーズ》。

まるで昆虫の変態を見るような《111》2007年春夏コレクション。

にグッときました。

特に、《アフター・ワーズ》は、何の解説なしに見てもとても美しい作品なのですが、チャラヤン自身の背景

>トルコ系キプロス人が、1974年国が南北に分裂する以前に、キプロスで民族浄化にさらされた過程を考察したことをきっかけに本作品を制作した。このコレクションは、そうした苦難に直面して家を離れる際に、所有物を隠そうとするのか、あるいはいっしょに持ち去りたいと切望するのか、その心理を探ったものである。

という解説を読んで、さらに感動が深まりました。

字面だけ読むと、かなり泥っぽい埃っぽい感じなんですが、それを洗練された、コンテクストを知らない人が見ても美しいと思える作品に昇華させているのが、チャラヤンの凄いところだと思います。

《111》2007年春夏コレクションも、ラストのマリエ(と、わたしは解釈した)が素晴らしい。
息を呑む美しさでした。

・・・・にしても、フセイン・チャラヤン、これだけ硬質でクールなのに、独特のエロスがあるなあと思いました。
エロスなんて感じない観客もいるでしょうが、わたしは最終的に、なんとも言えないエロスを感じましたよ。

ファッションデザインの展覧会も、こういう風にマルチな視点で表現できる作家ならかなり面白いと思いましたね。
次回ファッションデザインの展覧会をやるなら、アレキサンダー・マックイーンの回顧展をぜひ。
服そのものもよいし、毎回のコレクションのショウもかなり凝ったものでしたからね。

あー、それにしても、今回の展覧会見てて、ヌルい服着てる場合じゃないって痛感した。
もっと刺激的な服が着たい!

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会田誠+天明屋尚+山口晃@高橋コレクション日比谷

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会田誠+天明屋尚+山口晃
誠がいく、尚がいく、晃がいく ―ミヅマ三人衆ジャパンを斬る―

を高橋コレクション日比谷で鑑賞。

・・・まあ、小規模で程よい感じの展示でした。

会田誠の作品で見たことがないのを幾つか見られたのと、山口晃と会田誠のコラボ作品が見られたのがよかったな。

高橋先生のコレクションで、もう少しいいものがあるはずなんだけど、それが出ていないのがちと残念か。
ネオテニーに出していた作品だから、今回は出さないのかもしれないです。

にしても、高橋コレクション日比谷で売ってた会田誠の大山椒魚のTシャツ。肌触りもいいし、デザインもいいし、よかったなあ。
値段が値段なので、今回ガマンしたけど、やっぱりほしい・・。

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「世界報道写真展2010」、「古屋誠一 メモワール. 」@東京都写真美術館

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今日は恵比寿の写真美術館で2つの写真展を見てきました。
世界報道写真展2010」、「古屋誠一 メモワール.

両方ともよかったんですが、なにせ内容が重くって。

前者は戦争・内紛を扱ったものが多く、後者は、自殺で死んだ妻の生前をトレースする作品展。
特に後者のポートレートの、ひんやりとした感じがなんともいえない。。
初期の数枚、奥さんの表情は普通なんだけど、そのうち、明らかに精神を病んでる表情のものが殆どになる。当然笑顔もない。肌の色も生気がない。子どもと一緒のポートレートですらそんな感じで、撮影当時もかなり古屋さん、辛かったと思うけど、奥様が亡くなった後で、これらの写真に対峙するのも相当辛かったと思います。

「妻は死んだ」

その事実に向き合うしかない。

そのこと自体がありのままに露呈される、その痛々しさよ。。

見終わったあと、なぜだか「女性のヌード(それも思い切りエロいもの)」が見たくなって
ナディッフでむさぼるようにアラーキーの写真集を見てしまいました。

伊丹十三さんの映画「お葬式」で、お葬式の後、山崎努がセックスするシーンとか
岡崎京子のマンガ「リバーズエッジ」で、死体掘りの後で、ハルナがBFとセックスするシーンとか
それに近い感じだと思う。

欲情、っていうのとは違う。生の確認みたいなものだと思います。

ちなみ展示されていた作品で一番良かったのは、ウィーン、1983。
とても美しい写真です。

そこはかとなく、ミレーの「オフィーリア」を彷彿とさせる。
それも「死」のイメージにつながっていて、印象的でした。


ナディッフ寄ったあとも元気は回復せず、恵比寿のHATEAでぐったり。
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久々にここまで消耗するアートに出会いました。ふー。


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国宝燕子花図屏風@根津美術館

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国宝燕子花図屏風@根津美術館

実はリニューアルしてからの根津美術館は初。

じつに十数年ぶりの根津美術館でしたが、いやー、よかった!

建物も綺麗だったし、お庭の燕子花もちょうど見頃。

確かに混雑はしていたけれど、展示品がちゃんと見られたし、満足満足。

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しかし、根津美術館
今回の目玉である光琳の燕子花図屏風ほか、収蔵品のレベルの高さには目を見張るものがありましたね。
素人のわたしがみても「これは・・・」と思うものばかり。
美術館の大きさもちょうどよいし、良い美術館だなあと改めて実感しました。

また行きたいなあ。

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サガン「悲しみよ こんにちは」、フランソワ・オゾン「スイミング・プール」

来週末の読書会の課題図書「悲しみよ こんにちは」読了。

ふ~ん、なるほどね。こういう話だったんだ。少女小説の聖典といわれるのはなんとなくわかる。

少女特有の大人を嫉む感じとか、妙な大人っぽさとか、知りたてのエロスとか。
たぶん十代のときに読んでいたら、グっと来たかもしれないけど、大人になってから読んでもあんまり面白くない小説かもしれない。
大人になってから読むとしても、十代のときに読んだ、そのときに読んだ自分を振り返るために、とかならいいのかも。

この小説そのものより、この小説を読んでいて気づいたことがいくつか。

ユーミンの「セシルの週末」って曲がありますが、セシルっていうのは、この「悲しみよこんにちは」からインスパイヤされたんですね。
セシルの週末のセシルは、恋人との愛によって、複雑な家庭環境からまっとうな「愛の世界」へ旅立つ・・・
「悲しみよ~」のセシルとはちょっと違うけど、少女特有の背伸びした感じが「セシル」という代名詞でうまく表現された曲なんだなあと思いました。

それと、もう一つ思い出した作品が、フランソワ・オゾンの「スイミング・プール」。
フランス、夏のバカンス、別荘で・・・
女性特有の嫉妬的なものとか、怖さとか。

似てますよね?

「悲しみよこんにちは」が少女(セシル)側の内面に注目したのに対し、「スイミング・プール」は、老いた女性側(シャーロット・ランプリングが素晴らしい!)から見たセシルみたいなものが、残酷なまでに描かれていて
サスペンスとしてもすごく面白い作品になってる。
両作品は表裏一体のような関係になってると思いました。
オゾンはもちろん、「悲しみよこんにちは」を知っていてこういう作品を作ったのでしょうけど、改めて「悲しみよこんにちは」を読んでみて、やっぱりこの映画、面白いなと思いました。
両作品を鑑賞することで4倍以上面白いです。
おすすめ!

「悲しみよ こんにちは」は映画にもなっています。主演は、ジーン・セバーグです。


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歌川国芳-奇と笑いの木版画@府中市美術館

ここのところずっとブログの更新が滞っていたので、休憩時間を利用して更新。
・・・もう時間がないって言い訳しません。

とりあえず先月みた美術展のことをいくつか書いておきます。

歌川国芳-奇と笑いの木版画@府中市美術館

以前から何度か足を運んでいたけど、
「やっぱなかなかいい展示やるなー」と思いました。
歌川国芳。最初に見たのは、十数年前の太田記念美術館だったか。
とにかくヘンテコな浮世絵をかく人だなあと思ったんだけど、ここのところの
辻先生「奇想の系譜」あたりから、奇想ブームなのか、超ヘンテコな作家なのに
府中市美術館、満員御礼状態。ちょっとアート好きな若者カップルとかがたくさん
見に来ていました。

・・・みんなもヘンだよw!

展示内容としてはまあまあかな。

浮世絵って、小さいし、そもそも「印刷物」だし、本物を見ても意外と「うわー、ほんもの!」
という感動が少ないんですよね。

でも、これだけ大量の作品をまとめて見られたのはよかった。

金魚とかネコとかドクロの絵とか、やっぱり面白いしね。

府中市美術館のキュレーション力すごいと思います。

しかし、府中市美術館は駅からもちょっと遠いし、半日仕事ですわw

行くのに気合を必要とする美術館です。

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マイやる気が出るミュージック

こないだツイッターに、マイやる気が出るミュージックをつぶやいていたんだけど、結構ソウルミュージックが多いことに気づいた。
スティーヴィー・ワンダーのアナザー・スター

ジャミロクワイのCanned Heat

確かに好きかもしれない、ソウルミュージック。
ジャクソンファイブも好きだったし。

つぶやかなかったんだけど、実は大好きな曲があって・・

SILVAのwater,flower(1998)。

プロデュースは、朝本浩文さんだったと思う・・アレンジも素晴らしいし、歌もホントうまい。
ベースは「I will survive」なんだけど、「I will survive」よりも好きかもしれない。
間違いなく彼女の代表曲だと思います。
今は日本を離れて、NYでDJとして活躍しているらしいですが
また歌手としてカムバックすることを切望します!

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マザコンと美形とオペラ座の怪人と

最近またBUCK-TICKの曲や櫻井さんのソロを聴きなおしています。

で、曲としては凄く好きなんだけど、歌詞が不思議だなーと思うのが、櫻井敦司オペラ座の怪人シリーズ(またはストーカーシリーズ)。
新月(ソロ)
ロマンス(BUCK-TICK)
このあたりは、正確には吸血鬼(VAMP)モノなんだけど、醜い僕(主人公)は、愛している女性に並々ならぬ執着を持っている。そのあたり、オペラ座の怪人チックです。

あと、ずばりストーカーっぽいのが
密室(BUCK-TICK)

美形の櫻井さんが、こういう歌詞を書くこと自体意外なんだけど、この女性に対する執着・・・、依存みたいなものは、やっぱりお母さんのことが大きく影響している気がします。

LONG DISTANCE CALL(BUCK-TICK)
この曲のお母さんへの思慕みたいなものは、ホント凄いと思う。
亡くなった当日だったかな。電話を掛けて出なかったときのことがモチーフになってる。

その後、いろんなことを乗り越えて
胎児(ソロ)
で、お母さんと決別し、

奥様へのラブレターである
猫(ソロ)
にたどり着いたんだろうなあって考えると、ファンとしてはしみじみします。。

櫻井さんは、いつも自分にとってリアルなことを歌詞にしていて。自分もおのずと真剣に曲に聴き入ってしまいます。歌詞もそうだし。併せてインタビューも読んだり。追いかけがいのあるアーティストです。

今は、次のアルバムのレコーディング中らしいですが、どんなアルバムになるのか。とても楽しみです。

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