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麻布十番リーラボにとっておきの一冊を持って行きました

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今朝は、麻布十番某所でリーラボでした。

主催のAちゃんの開催告知文
「とっておきの一冊を持ってきてください」
に素直に従い、自分なりに選んだとっておきの一冊を持ってきました。

センチメンタルな旅・冬の旅 アラーキー

先日、アートリーラボでご一緒したMさんの「写真集って何度もみちゃうよね」って言葉が何となく残ってて
その写真集の中でも、自分が「うん、これはとっておき」と思えるものを選んでみました。

言うまでもなく、アラーキーの代表作ともいえるこの作品は、奥様陽子さんとの新婚旅行の写真である「センチメンタルな旅」と、死への旅である「冬の旅」の二部構成となっています。

十数年前に購入してから、いったん手放したんですけど、今回リーラボのために図書館で借りて来ました。実に十数年ぶりに見直して、色々気づくこと多数。

全部アラーキー自身が撮影したものと思っていたけど、画角から言って、他の人に撮影させたものが結構ある。
陽子さんと、最後手を握り合う写真とかも、てっきり本人が撮ったと思っていたけど、よく見るとこの角度は、他の人じゃないと撮れないし、荼毘に付されたあと、お骨を持って電車に乗るアラキー、お葬式のアラキー、他人に撮らせたもの多数。

奥様の死自体を作品集にしてしまうこと自体、夫であると同時に写真家であることを体現した人だけど、「妻の死」というドラマにおける自分を客観視して記録する写真家としての魂のようなもの。なんかそうういものを強く感じましたね。

それと、写真のキャプションがとてもいい。

陽子さんの言葉
>本当にお世話になっています。あなたのやさしさが胸にしみわたるほどありがたくて、それを支えにしてこれからの治療もがんばっていけそうです。

(お葬式で陽子さんの遺影を持つアラーキーのキャプション)
>このポートレイトを生涯、私は超えることはできないであろう。

このポートレイトは、本当に美しいです。センチメンタルな旅の頃の陽子さんからの変貌振りにも注目です。
女性は、愛を受けてこんなに美しくなるのかと思いました。

(陽子さんがアラーキーと出会った頃を回想して)
>物想いにしずんでいる表情が良いと言ってくれた。私はその言葉にびっくりして、じっと彼を見つめていたような気がする。

>そのときまでの私の世界は、原色だったろう。けれど、その原色は渋いニュアンスのある色に変わろうとしていた。

>一人の男の出現によって、季節がはっきりと区切られていくのを、密かに自分の心の中に感じていた。私、二十歳、彼、二十七歳。冬の終わりの頃だった。

装丁は、ブックデザインのエース。鈴木成一デザイン室。真っ赤な装丁がいい。相変わらずいい仕事してます。

自分としては、この本を持って行くのは、少し賭けでした。
死を扱った本だったから。。

朝からどうかな?と。

でも、参加者の評価は上々で、自分としてもほっとしました。

参加者四名と、少なめでしたが、いい本がたくさん紹介されたし、本を介した会話も心地よく、本当にいい朝会でした。

・ZOO 乙一(Aちゃんイチオシ。貸してもらった!)
・図で考えるとすべてまとまる 村井瑞枝
・グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 夏野剛

主催してくれたAちゃん、ありがとう!
またぜひ参加したいので宜しくお願いします。

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