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山口藍「きゆ」@ミヅマアートギャラリー その1

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少し前のことですが、山口藍三年ぶりの個展「きゆ」@ミズマアートギャラリのオープニングパーティに行ってきました。
正直なところ、ちょっとぐっとくる作品が少なくて残念。
前回の展覧会「山、はるる」があまりにも素晴らしかったので、期待が高すぎたのかもしません。
今回の展覧会の作品は、作風がまた少し変わってきていて、女の子の表情なんかも、儚げな感じが消えて、ずいぶん強い目になってる。野生の力に満ちている感じがしましたね。女の子は前回殆ど全裸だったんだけど、今回は着衣が殆ど。

私は全裸で、儚げで、空間全体にふわーっと溶け込むような作品が好きだったんですけどね。

でも、その「ふわーっと溶け込むような作品」、一個だけありました。

「百の花、雪はふりつゝ」

これは、なかなかよかったです!
要は巨大な樽の中に描かれた絵画を鑑賞する作品なんですが、空間全体として楽しめる作品になっているんです。

もし行かれる機会があったら、ぜひ入って体験してみてほしいですね。

私が山口藍作品を好きな理由。
以前の展覧会のときにも書いたことなんですが、

>遊女というある種汚れた仕事をしている分、なぜか彼女たちの幻想の世界は、普通の少女よりも純粋で美しく見え・・・。そして美しければ美しいほど悲しい(でも少女はあまり悲しい顔していないのがイイ)。山口藍の描く少女の顔はかなり「萌え」で、か弱き雰囲気なんですが、実は「萌え」を売るプロの女って設定なところ。

だと思います。

少女たちは全裸だし、エロ全開なのに不思議な透明感がある。エロを背景にしてるのに、そこに際立つ少女性や、処女性、純粋なものがクッキリと見える、そのギャップが面白いんだと思います。

当日、山口さんにもお会いして、私の感想を伝えたところ喜んでいらっしゃいました。

それと、私は山口藍作品の少女の目が好きなんですが、これも山口さん自身色々悩んで
「みどり色」
に決めたそうです。

昔の作品は青っぽい色なんですが、黒でも青でもこの少女の雰囲気が出ない。
みどりの黒髪・・・ではないけれど、漆黒な奥深いようなものに通じる、このみどり色にしてみたら、雰囲気がキマったらしく、以降この色を使っているとのことです。

山口さんとの対話、少し長くなるのでここでいったん切ります。続きは次の記事で。

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