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レベッカホルン展@東京都現代美術館

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年末に行ってきたレベッカホルン展@東京都現代美術館、凄く良かったです!
まだ会期がありますので、お時間ある方はぜひ見てみてください。オススメです!

レベッカホルンは、昨年、韓国を旅行したときサムスンミュージアムでもみたんですが、今回のMOTの展示の方がうんとよかったです。
展示の仕方で、こんなに印象が違うのか、とちょっとビックリでしたね。

レベッカホルンは、ドイツの作家で、1944年生まれというから、現代美術の世界でのキャリアは結構長いようです。私も彼女の作品を90年代だったかな、美術手帳とかICCとかで見たことがあります。彼女は病気を患っていて長年サナトリウムでの生活を余儀なくされていたとか(ガイドさんの説明より)。そこでの拘束された生活の中で、独特の肉体感覚みたいなものが育まれたようです。

彼女は鳥の羽のモチーフを頻繁に用いるのですが、その羽の感じも妙に肉体の感覚を呼び覚ますのです。あのサワサワっと皮膚の上に重なるときの感じとか、髪の毛とのテクスチャの違いとか。
あと、羽とか鉛筆とかを細い細い骨で機械仕掛けで動かす、その繊細さとか、鋭角的な感じも、突き刺さったら痛そう!的な感じとか。
ビデオ作品でしたが、網目のような拘束具に人間に付けて鉛筆を付けてシャッシャッと繰り返し動かすとか。

見ているだけで、自分の肉体の感覚を呼び覚ます、その妙ーなリアリティみたいなものがホント凄いと思いました。

会場内でイチバン人気はアナーキーのためのコンサートという作品。グランドピアノが天井から逆さにつるされているのですが、それが15分間隔でジャーンという音とともに広がる!
このピアノ線やら鍵盤の感じも、妙に肉体感覚を呼び覚ますんですよ。鍵盤なんて指みたいだし、ピアノ線は指を動かす筋みたいだしね。レベッカホルンは、理屈なしに、そういうものをキネティックに表現できるそういう「言語」みたいなものを持ってる作家なんだと思いました。

今回の展覧会では、新作もかなりの数、展示されていて、もう六十代半ばだというのに、精力的に活動してるなーと。その点でも感心しました。

さすが、長谷川祐子キュレーション!

いい展覧会みさせてもらいました。

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