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岡田斗司夫さんの「ひとり夜話」 その2~ノート術1

ノート術の話。

いやー、これが面白くて!ガイナックス時代のノートもぜーんぶとってあるんですよ。しかも、思考の軌跡がすべて「他人が読んでも分かる形で記録されてる」。これかー、思考=ノートというありかたって!個人的には、コルビジェや倉又史朗のスケッチを思い出しましたね。彼らのスケッチも思考の軌跡ですから。ちなみに、彼らのスケッチは現実化した内容(モノ)と殆ど違いがないのも凄いです。機会があったら見てみてください。
ノートに書いてあったガイナックス時代の話は岡田さんの「遺言」というトークショウで聴いていたので、ああこの時代のことかーと、過去のトークショウの内容も思い出しながら、うわ、色々考えてるなー、しかも考えたこと全部書いてる、驚きながら見聞きしてました。この全部書いてる力、凄い。さすが、ノート術、ン十年。長年ノート術やってると、ここまで考えていることを言語化イメージ化できるのかとビックリしました。

ちなみに、岡田さんのメモ術、ノート術は様々な変遷を経て以下のような形になったそうです。

>現在の書き方
毎日2ページ、なんでも書く
基本は右ページで、左は図解や連想
しっかり論理的に考えるクセをつけて、面白く語れる技術も身につく

この右脳、左脳的、思考フィールドのわけ方がミソだそうで、フィールドを分けることで、事実と感情(?)みたいなものをハッキリ分けるような考え方ができるようになったそうです。この話、以前私のブログにも書いたんですが、友人から「ノートの順からすると、左から書くのが普通だと思うんだけど、なんで右から書くの?」って質問されたことがあるんです。で、考えてみたんですが、これ、右から書くのがいいんだと思います。まず、右に書いて、左。この左に書く感じが「振り返る感」があっていいんだと思います。論理的思考って、まずテーブルに事実を並べてみて俯瞰して「これってまとめるとこういうコト?」みたいな振り返り作業ですから。だから、この流れは腑に落ちましたね。
実は、一昨年通っていた某先生のところでも、こういう風に左右を分けて使うノート術をやっていたんですよ。右には大人である自分の感情を右手で書く。左には、自分の中の子どもの自分の感情を左手で書く。そうすると、不思議と自分の中で2つの感情がちゃんとスイッチングできて、冷静に自分の感情をはきだして整理することができたんですよ。
それとちょっと似てるなーと思いましたね。

で、岡田さんはノートをどういうものとして位置づけているかというと・・・・

>自分は工場じゃない。機械じゃない。
効率よくアウトプットを考える=早く痩せようといっしょ。しんどいし、身体にも悪い。
自己開発は、農業である。
アイデアは作物。いい土壌からいい作物はとれる。
それは出会いや経験、読書などという「日照り・降雨・肥料・農薬」からゆっくり実る。
毎日、頭を耕す。世話をする。栄養を与える。種を植える。

自分を豊かな畑にするためにノートを使うということですね!
わたし、これ最近とみに実感することなんですが、やっぱり若者はねビジネス書ばっかり読んでいてはダメなんですよ!ビジネス書はドリンク剤みたいなもんですから、即効性あるけど、自分の血や肉にはなりにくい。ホントに自分の血となり肉と成る書籍を読まなくてはダメ。そして、あくせく毎日忙しい中でもしっかり自分の思考を深める作業をしないといけないんです。

→私が古典リーラボ※やってるのもそういう理由なんです。役に立たない本も沢山読まないと、自分が枯渇するの。・・・・あー告白しちゃった。

※古典文芸作品を読む読書会のこと。

次、ノート練習法の話に行きます。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

「役に立たない本も沢山読まないと、
自分が枯渇するの。」
いい言葉だなぁ・・・
素敵な告白、ありがとうございます!

同じ日に参加しておりました!
この次の日からB5ノートの見開きを7分割して
助走に入りました。
奈良での講演から1日1見開きで実践していたものの
左ページと右ページの境目がぼやけてしまい、
難儀していました。
今は5行ずつくらいになったので、
明確に、楽しいことだけ研ぎ上げて書けるように
なってきました。
しばらく助走を楽しもうと思います♪

ブログを拝見して、新しい角度からの発見が
たくさんありました。
そして、とってもとっても面白かったですhappy01heart04
私もあの時メモしたノートを見返して、
また考えたいと思います。
ありがとうございました☆

投稿: 冬 | 2010/01/07 22:37

冬さん
コメントありがとうございます。
>そして、とってもとっても面白かったです
うれしいです!

>「役に立たない本も沢山読まないと、
自分が枯渇するの。」

なぜか周囲の人にウケがよい言葉です。

でもこれは最近本当に痛感しています。

3○年の自分の人生を振り返ると、自分の血となり肉となっているものは一見「役に立たない」本や経験ばかりなんです。

やっぱり役に立たない本や経験、大事なんですよ。

投稿: | 2010/01/09 15:06

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