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2010年1月

レベッカホルン展@東京都現代美術館

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年末に行ってきたレベッカホルン展@東京都現代美術館、凄く良かったです!
まだ会期がありますので、お時間ある方はぜひ見てみてください。オススメです!

レベッカホルンは、昨年、韓国を旅行したときサムスンミュージアムでもみたんですが、今回のMOTの展示の方がうんとよかったです。
展示の仕方で、こんなに印象が違うのか、とちょっとビックリでしたね。

レベッカホルンは、ドイツの作家で、1944年生まれというから、現代美術の世界でのキャリアは結構長いようです。私も彼女の作品を90年代だったかな、美術手帳とかICCとかで見たことがあります。彼女は病気を患っていて長年サナトリウムでの生活を余儀なくされていたとか(ガイドさんの説明より)。そこでの拘束された生活の中で、独特の肉体感覚みたいなものが育まれたようです。

彼女は鳥の羽のモチーフを頻繁に用いるのですが、その羽の感じも妙に肉体の感覚を呼び覚ますのです。あのサワサワっと皮膚の上に重なるときの感じとか、髪の毛とのテクスチャの違いとか。
あと、羽とか鉛筆とかを細い細い骨で機械仕掛けで動かす、その繊細さとか、鋭角的な感じも、突き刺さったら痛そう!的な感じとか。
ビデオ作品でしたが、網目のような拘束具に人間に付けて鉛筆を付けてシャッシャッと繰り返し動かすとか。

見ているだけで、自分の肉体の感覚を呼び覚ます、その妙ーなリアリティみたいなものがホント凄いと思いました。

会場内でイチバン人気はアナーキーのためのコンサートという作品。グランドピアノが天井から逆さにつるされているのですが、それが15分間隔でジャーンという音とともに広がる!
このピアノ線やら鍵盤の感じも、妙に肉体感覚を呼び覚ますんですよ。鍵盤なんて指みたいだし、ピアノ線は指を動かす筋みたいだしね。レベッカホルンは、理屈なしに、そういうものをキネティックに表現できるそういう「言語」みたいなものを持ってる作家なんだと思いました。

今回の展覧会では、新作もかなりの数、展示されていて、もう六十代半ばだというのに、精力的に活動してるなーと。その点でも感心しました。

さすが、長谷川祐子キュレーション!

いい展覧会みさせてもらいました。

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医学と芸術展@森美術館

先週の水曜日、医学と芸術展@森美術館に行ってきました。

結論からいうと、なかなか面白かったんだけど・・・・現代美術ファンとしてはちょっと物足りない感じがしました。

一応、趣旨としては医学・薬学の研究に対し世界最大の助成を行っているウエルカム財団@イギリスのコンセプトを引用しつつ、肉体とか、生と死とかをテーマにしたもの。
円山応挙の波上白骨座禅図や、ジル・バルビエの老人ホーム(アメリカンヒーローたちが老いた姿をリアルに描いた作品)、河鍋暁斎のガイコツの絵、デミアン・ハーストの薬棚、ヴァルター・シェルの同じ人物の生前、死後を並べた作品、蜷川実花の写真がプリントされた華やかな義足等。
確かに面白い。生と死、そのすれすれの面白さがあると思います。
けれど、その面白さがポップすぎるというか、分かりやすいというか。たとえるなら、その先端がとがってない、まるみを感じるような作品なんですよ。ちょいぬるい。
確かにヴァルター・シェルの作品とか、かなりパンチがあるんですけど、それですら、なぜかエッジの効いた感じがしなかったんです。多分、この作品単体で展覧会をやったら、きっともっといい感じで突き刺さってきたんだと思うんですが、なぜかこの展覧会の一連の流れの中では、インパクトが弱くて、ずいぶんと分かりやすい作品をもってきちゃったなあ、と思わせる何かがありましたね。
もったいないと思いました。

義足の展示コーナでも、ボンデージ的なフェティッシュな雰囲気があって、いいっちゃいいんだけど、展覧会全体の中でのポジションで考えると、新鮮味がないというか。

ふと、長谷川祐子さんだったらどういうキュレーションをするかな、と考えてみました。

間違っても、ジル・バルビエの老人ホームみたいな、ポップな作品は持ってこないと思います。
もっと、何かと何かの境目を我々に考えさせるようなそういう作品を持ってくると思います。

で、ふと考えた。
現代美術として、エッジが効いてること、現代美術って敷居が高いわーと思ってる人をいかに呼び込むかというミッションとのバランスみたいなものを。
まあ、これってキュレータの永遠のテーマだと思うんですが、森美術館のポジションとしては、どちらかというと後者を優先させることに重きを置いているんだと思います。それと、展覧会のテーマ自体も、「アジアの中の日本としてどうあるべきか」も考えてるみたいだし。

でも、正直なところ、私にとっては、森美術館がアジアの中でどういう役割を担ってるなんてどうでもいい。ただ、面白い展覧会をやってくれればいいんです。
私が、わざわざ美術館(特に現代美術)に足を運ぶのって、そういう生ぬるいポップさ、分かりやすさを求めているからじゃないですし。
森美術館がそこそこ面白い展示をやってるけど、じつは私自身わざわざ行くことが少ない、またサポートメンバになる気もしないのも結局そういうところなんだろうなと思いました。

なんか今回は結構キツイことを書いてしまいましたが、展覧会自体は面白いです。1200円ぐらいの価値はあります!見るならガイドツアー付きで見るのをオススメします。

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去年一年間風邪をひかずに済んだのは

毎日朝起きたらすぐに歯磨きをしたせいかもしれません。

こんな本がありました。

朝、起きてすぐの歯みがきが、あなたを守る

それと、毎月欠かさず、S本先生のクリニックで歯のクリーニングをしたのもよかったと思います。

口腔内を清潔に保つと、体調が整いますし、自然なホワイトニングもできます。

毎月クリーニング&生野菜を控えたおかげで、胃腸の調子もいい♪

おすすめです。

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史上最大、空前絶後。長谷川等伯展は必見です!

2010年2月23日(火)から長谷川等伯展@東京国立博物館が開催されます!

全国から長谷川等伯の代表作が集結する、この展覧会。
今年上半期、というより、今年もっとも注目すべき美術展だと思っています。
チラシにも「史上最大、空前絶後」という言葉がありますが、過言ではありません。

代表作「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」は、
「目の前に霞がかった松林が本当に出現する」
「泣きたくるほど美しい」
作品です。

等伯ファンならずともぜひみていただきたい。

超オススメ!

会期が非常に短い(2010年2月23日(火)~3月22日(月・休))ので早めに足を運んだ方がよいと思います。

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見ておきたい美術展リスト

なんとか時間を見つけて見に行きたい!

・小村雪岱とその時代@埼玉県立近代美術館
・内藤礼展@神奈川県立近代美術館
・ヤンフードン展@原美術館
・医学と藝術展@森美術館

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上尾にミレという野趣あふれるレストランがあるらしい

今日、中目黒のジーザスクライストスーパースター、カリスマ美容師☆さんから素敵なレストラン情報をいただきました。

・埼玉県上尾市にあるらしい
・プレハブの工場跡みたいなホッタテ小屋でやってるらしい
・料理はかなり美味しいらしい
・でもそのセンスがかなり鬼才系
・食器もテーブルクロスも超テキトー
※食器はヤマザキの景品のラスカル絵皿とか
・メニューもその場で考えるらしい
・電話はないらしい
・シェフのお兄さんの携帯電話に予約しなければならない
・そのお兄さんはフレンチの世界でそうとう有名らしい
・なかなか予約がとりづらい

当然公式サイトなどなく、ブログでの評判もチラホラ
行って来たらレポート書きます。

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岡田斗司夫さんから三ツ星いただきました!

私のブログ、美術部部室のレポート

岡田斗司夫さんから三ツ星いただきました

②12月「ひとり夜話」感想ブログのランキングとリンク集

アクセス数がいきなり3ケタになって、驚いています。
うれしいけど。
は、はずかしい・・・・・

至らないところも多いですが、美術部部室がんばっていこうと思います!

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東京の初日の出 今年も沢山いいことがあなたにあるように♪

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お正月は、家族3人、中野サンプラザの最上階レストランで初日の出を見てきました。
行くときは、寒くて死にそうでしたが、初日の出、キレイでしたよ!
オススメです。

私は、東京っこなんですが、お正月(特に元旦)の東京ってホント大好きなんです。
必ず晴れるし、空気はキレイだし、空は青く澄み切って清清しいし、人は少ないし。
子供の頃、お正月は、自転車で祖父母に家に行っていたんですが、そのときの風景とか鮮明に覚えてます。

今日はサンプラザのレストランでの食事が終わったのが7時半すぎ。

コーヒー飲みたくて近所のスターバックスに入ったのですが、殆ど誰もいなくて、コーヒー飲みながらソファでぼーっと東京の澄み切った空を見ていたら、思わずウトウト・・・。
気が付いたら一時間ぐらいうたたねしてました・笑

至福のひとときでした。

30日のコミケ後の汐留のランチも至福だったし、お正月の東京、意外と至福率高し。

おくればせながら・・・

明けましておめでとう。

今年も沢山いいことがあなたにあるように。

A HAPPY NEW YEAR / 松任谷由実 +スガシカオ


ピアノの感じとか、東京のお正月の空気感があって大好きな一曲です。

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エルメスのショウウィンドウにうっとりした

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年末年始の銀座の電飾のうかれっぷりったらなかった。
この華やかな電飾の中、毎回センスあふれるショウウィンドウを飾るエルメスはどんな感じなんだろうと思って足を運ぶと・・・・これが素晴らしかった!

モノクロ映像が映し出されるモニタ、美しい女優がふぅっと息を吹くと、それにあわせてエルメスのスカーフが翻る。

さすがエルメス。

2001年宇宙の旅をモチーフにしたショウウィンドウも素晴らしかったけれど、

今回のものも素晴らしい。
でも、今回のは「ショウウィンドウ」のプロがやった作品ではない・・・何かぬきんでたセンスを感じていて、誰なんだろうと思ったら、なんと吉岡徳仁さんでした。ちなみに、女優は、木村多江さん!

とにかく美しいショウウィンドウなので機会があればぜひ見てみてください。

☆吉岡さんが21_21サイトで開催した「セカンドネイチャー展
spaceからセカンドネイチャー展のサイトに入ってみてください。展覧会の写真が見られます。超絶美しいです。

☆セカンドネイチャー展についての私のブログ記事

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アンパンマンとXジャパン

※アンパンとジャムパンみたいなタイトルですみません。

アンパンマンの歌の歌詞が深いらしい。。

ウワサにはきいていたんですが、今日お昼休みに調べてみたら、本当に深い歌詞でビックリしました。

アンパンマンのマーチ

・・・歌詞だけでも読ませる。凄い詞だと思います。

なんとなく、XジャパンのYOSHIKIの詞の世界にも通じるものがあります。
歌詞だけ一緒でYOSHIKIが曲を付けたら、ハマる気がします。ロックバラードで。

関係ないけど、歌詞をよくよく読むとアンパンマンには「愛と勇気以外」ともだちがいないんですよ。サラっと書いてあるけど、ヒーローの孤独をちゃんと描いているのもなかなか。。

お昼休みに同僚に、この話をしたら、彼は原作のやなせたかしさんの講演会に行ったことがあるとのこと。やなせさんは「何かを犠牲にしても誰かを救うヒーローを描きたかった」「それでアンパンマンを描いた」らしいです。

ああ、あの食べさせてしまうあれか。

確かにここまで自己犠牲を払うヒーローって異色かも?

それで、wikiとかでやなせさんのことを調べてみたんですが、壮絶な人生を送っているとの情報続々。
なんか凄い人かもしれない。自伝も出ているようなので、読んでみたいと思います。

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岡田斗司夫さんの「ひとり夜話」 その4~ノート術3

続いて
>巡航・・・ノートに「仮説」「アイデア」「意見」がまとめる
この段階に来ると、自分の考えていることのパーツパーツがそれぞれリンクするようになって、自分ならではのアイディア、意見ができてくる。要は、自分の考えがどんどん顕在化して、考え同士の密度が高くなる。そうすると、おー!こことここって近いし、つながってるじゃん、的な発想ができるという感じです。イメージ的には、川喜多ニ郎の「KJ法」みたいな感じでしょうか。
→KJ法とは、アイディアや事実をカード化し、同じものをグループ化することで思考を整理したり、新たな発想を促したりする方法です。詳しくは「発想法」を読んでみてね♪

このようにして生まれたものを、岡田さんは「見識」と言っています。
知識+人格+教養=見識
→こ、これだあ。自分を自分たらしめているものは!
そう。見識!見識を磨き、それを伝えるために私は生きているんです!

そして、
>第3段階「ブログ」
再加速・・・ノートを見せて話す。話すのが不得意な人は、ブログに書く
→ついにブログデビューです。見識が固まらないうちにブログ書いちゃうと他の人の意見に流されちゃったりするから、まずは第2段階までで見識を固めてからブログに行けと。ここで、岡田さんは「ブログは面白がってもらってなんぼのものなので、面白いこと以外かいてはならないと」言っています。

で、岡田さんの名言がひとつ。
>「私」とはここにしかいない。ノートは「観察可能な私」である。
かっこいーっ。
私ももっともっと、「私」というものを観察し、アウトプットしなくてはと思いました。

さらに、岡田さんは、Yahoo!検索で言えば10万件ヒットするぐらい、注目・評価という資本を、他者に投資できるようになれ、そして、自分のやり方を教えるようになれと言ってしめくくっていました。

ここまで書いてみて、気づいた・・・

第2段階までの部分、かなり自主トレしてました・笑。自分でも気づかぬうちにやってたやってた!

だって、毎日毎日「なんでなんで」って考えてるし、「それやったらどうなるどうなる」って考えてるし、ちなみに「なんで」は、仕事柄職場でも連発してて、事務の女性に「恵先生はなんで、いっつもなんでなんでって言ってるんですかー」と突っ込まれるほどでした。「じゃあ、きくけど、あなたはなーんで、なんでって思わないの?!」って必殺なんで返しをしてみてみたら、かなりムっとされました・笑。ごめん。こういう理屈っぽい人間なのよ。わたし。

岡田さんは、最近いろんな人のブログをみながら、そういう思考の基礎みたいなものができていないなーと実感していたんだと思います。それで、こういう段階的なノート術(というか思考術だよね)を紹介するようになったのではないかと思いました。思考術とか、学校や会社ではあんまり教えてくれないしね。

ちなみに、私が日記やブログで書いていることは、お昼休みに、職場の友達A子ちゃんと話したことがベースになっていることが多いです。彼女はなかなか深い思考力を持っており、まず私が昨日「考えたこと(主に私の仮説)」を話すと、それに対して意見をくれます。あと、私や彼女の経験の中でその仮説を検証してみたり、その理由を考えてみたり、話すことによるノート的思考がそこに展開されている気がします(いつも話に付き合ってくれる。A子ちゃんに感謝です)。
これが私の日々の思考トレーニングの基礎になってる気がする。でもまあ、話してるだけだと、インタラクションがあるから面白いんだけど、じっくり思考するという点ではちと足りない気がするので、毎日ノート2ページ、岡田式でいっちょうやってみるかーという気持ちになっています。

>「私」とはここにしかいない。ノートは「観察可能な私」

なんだしね。

そしたら、少しはまともな日記、ブログがかけるようになるかもしれないから。

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岡田斗司夫さんの「ひとり夜話」 その3~ノート術2

ノート練習法の話に行きます。

ノート、これすなわち思考の訓練ですから、いきなり岡田さんがやってるレベルまで行こうとしたら息がたえてしまいます。そこで幾つかの段階を経るのがよいというのが岡田式。レコーディングダイエットと一緒ですね。

>第1段階「書くクセをつける(アウトプット基礎)」

助走・・・あったことを見開き2ページで具体的な名詞と動詞で書く
目標は左右ページとも「1週間で埋める」
→とにかくあったことを書き留める。ウィークリータイプの手帳を活用するのもよいとのこと。たくさん書く必要はないとのことです。


離陸・・・あったことに採点
5段階評価。
最低でも0点。マイナスはつけない。「楽しさ」「やりがい」「評価」などで採点
→これ、「マイナス」をつけないってのがいいと思いました。人生万事加点採点方式です!すごくいい!これをやるメリットは、自分がどういことを楽しいと思うのかやりがいを感じているのかが明確化できるということ。あと、これ単に自分が何を楽しい面白いと感じるか発見できるかだけでなく、これで採点して評価点が高いことは継続し、評価点が低いことはやめればいい。行動に落とし込めるところも面白いと思いました。さとうめぐみさんの手帳術にも通じるものがあるな・・・。

>第2段階「考えるクセをつけ(論理基礎)、連想したり話を広げるクセをつける(面白基礎)」
毎日の出来事と採点は、不要。

上昇・・・毎日2ページ
事実があったらならば、それについて「なぜ」を何回か繰り返してみる。また、「それをやるとどうなるか」を何回か繰り返してみる。これを岡田さんは「下部構造のなぜ」「上部構造のどうする?」と言っていましたが、これ、要はラダーアップやラダーダウンですね。あとは、他の類似する事例を探すという意味での水平構造の「あれ?前にもあった」「他にもあった」もやってみるのもオススメしてました。

あと、面白い話=具体的経験談、的確な例え話、要するに、で上手く抽象化できた話というのはかなり腑に落ちました。

ノート術の話、まだ続きます。

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岡田斗司夫さんの「ひとり夜話」 その2~ノート術1

ノート術の話。

いやー、これが面白くて!ガイナックス時代のノートもぜーんぶとってあるんですよ。しかも、思考の軌跡がすべて「他人が読んでも分かる形で記録されてる」。これかー、思考=ノートというありかたって!個人的には、コルビジェや倉又史朗のスケッチを思い出しましたね。彼らのスケッチも思考の軌跡ですから。ちなみに、彼らのスケッチは現実化した内容(モノ)と殆ど違いがないのも凄いです。機会があったら見てみてください。
ノートに書いてあったガイナックス時代の話は岡田さんの「遺言」というトークショウで聴いていたので、ああこの時代のことかーと、過去のトークショウの内容も思い出しながら、うわ、色々考えてるなー、しかも考えたこと全部書いてる、驚きながら見聞きしてました。この全部書いてる力、凄い。さすが、ノート術、ン十年。長年ノート術やってると、ここまで考えていることを言語化イメージ化できるのかとビックリしました。

ちなみに、岡田さんのメモ術、ノート術は様々な変遷を経て以下のような形になったそうです。

>現在の書き方
毎日2ページ、なんでも書く
基本は右ページで、左は図解や連想
しっかり論理的に考えるクセをつけて、面白く語れる技術も身につく

この右脳、左脳的、思考フィールドのわけ方がミソだそうで、フィールドを分けることで、事実と感情(?)みたいなものをハッキリ分けるような考え方ができるようになったそうです。この話、以前私のブログにも書いたんですが、友人から「ノートの順からすると、左から書くのが普通だと思うんだけど、なんで右から書くの?」って質問されたことがあるんです。で、考えてみたんですが、これ、右から書くのがいいんだと思います。まず、右に書いて、左。この左に書く感じが「振り返る感」があっていいんだと思います。論理的思考って、まずテーブルに事実を並べてみて俯瞰して「これってまとめるとこういうコト?」みたいな振り返り作業ですから。だから、この流れは腑に落ちましたね。
実は、一昨年通っていた某先生のところでも、こういう風に左右を分けて使うノート術をやっていたんですよ。右には大人である自分の感情を右手で書く。左には、自分の中の子どもの自分の感情を左手で書く。そうすると、不思議と自分の中で2つの感情がちゃんとスイッチングできて、冷静に自分の感情をはきだして整理することができたんですよ。
それとちょっと似てるなーと思いましたね。

で、岡田さんはノートをどういうものとして位置づけているかというと・・・・

>自分は工場じゃない。機械じゃない。
効率よくアウトプットを考える=早く痩せようといっしょ。しんどいし、身体にも悪い。
自己開発は、農業である。
アイデアは作物。いい土壌からいい作物はとれる。
それは出会いや経験、読書などという「日照り・降雨・肥料・農薬」からゆっくり実る。
毎日、頭を耕す。世話をする。栄養を与える。種を植える。

自分を豊かな畑にするためにノートを使うということですね!
わたし、これ最近とみに実感することなんですが、やっぱり若者はねビジネス書ばっかり読んでいてはダメなんですよ!ビジネス書はドリンク剤みたいなもんですから、即効性あるけど、自分の血や肉にはなりにくい。ホントに自分の血となり肉と成る書籍を読まなくてはダメ。そして、あくせく毎日忙しい中でもしっかり自分の思考を深める作業をしないといけないんです。

→私が古典リーラボ※やってるのもそういう理由なんです。役に立たない本も沢山読まないと、自分が枯渇するの。・・・・あー告白しちゃった。

※古典文芸作品を読む読書会のこと。

次、ノート練習法の話に行きます。

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岡田斗司夫さんの「ひとり夜話」 その1~本との付き合い方

12月18日(金)の岡田斗司夫さんの「ひとり夜話」を聴いて来ました。

いろいろ面白いネタは沢山あったんですが、特に印象深かったのは
・本との付き合い方
・ノート術
のお話でした。

ゲームの話(「どこでもいっしょ」と娘さんの話)も凄く面白かったんですが、自身のゲーム体験が殆どないのでいまいち腑におちない感じだったんですよね。でも、周囲のゲーム経験者に、岡田さんの話しを話したときの反応が色々得られて、岡田さんの話に、その周囲の反応が付け加わった体験(?)が面白かったです。この話は、機会があればお話したいと思います。

さて、本との付き合い方の話。
岡田さんほどの知識人が、本をどう管理しているのか。
面白かったのは、本の中身を見なくてもトリガさえあれば、本の中身は思い出せるはずなので、トリガをイメージあるいはシンボルとして保存すればよいのではないかということ。
例えば、本棚に並んでいる本の表紙や背表紙を写真で撮影しておいて、それを自身の「頭の中のインデックス」とする。そうすると、意外と本の実体そのものがなくても、「ああ、あのあたりに、あの本があって、ああいう内容が書かれていた」って思い出すということ。
なるほどね。
これって、ちょっと意味が違うかもしれないけど、私の持論でもある「自分の部屋や机は自分の心を写す鏡」理論にも似ているなと思いました。
→机がとっちらかってると、思考もとっちらかってる。部屋がすさんでると、心もすさんでる・笑
逆もまた真ナリ。

実体としての「自分の部屋」「自分の本棚」が、脳みそに直結してる感じ?それが凄く面白いと思いました。

あと、情報の縮小化(圧縮化)という観点で、新鮮だったのが、豆本化。これ、休憩時間に岡田さんに現物を見せてもらったんですが、すっごくよく出来ているんです!

私が見たのはムーミンの本なんだけど、本の表紙の装丁もそっくりだし、しおりも、内側の装丁もしっかりできてる。凄くよくできていてビックリしました。岡田さん曰く「こんなのカンタンにできるよ」とのことだったので、今度自分のお気に入りの本を豆本化してみようと思います。
→昔、建築模型でならした腕でいっちょやったりますか・笑。ん~、とりあえず、YOSHIKIの自伝を豆本化してみようかな。あの本は装丁も好きだし・・。

とにかく、こういう形でお気に入りの書籍を愛玩、保存する方法もあるのかと目から鱗でした。

次は、いよいよノート術の話。

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