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ラフカット2009@新宿スペースゼロ

今週の感動2つ目は、「ラフカット2009」@新宿スペースゼロ。

ラフカット・・・
4本オムニバス形式の脚本にオールオーディションで俳優をキャスティングしたお芝居です。

今回はこんな感じです。

 第一話 「職員会議」  脚本 G2/演出 堤 泰之
 第二話 「真夜中の太陽」 原案・音楽 谷山浩子   脚本・演出 工藤千夏
 第三話 「アンデスの混乱」  脚本 鴻上尚史/演出 堤泰之 
 第四話 「父を叩く」  脚本・演出 堤泰之

友人に誘われて初めて行ったのですが、これが、想像以上に良くて。

特に第二話の「真夜中の太陽」は、不意打ち、号泣状態。
話の筋はありがちといえばありがちなのかもしれないけど、劇中の合唱曲として登場する「真夜中の太陽」という曲が、なんというか、私の心の中にいきなりブワっと入ってきて。

なんで泣いているのか自分でも分からない。

いや、そもそもここで泣いていいのか?

みんな泣いているのか?

ここで泣いたらマズいと思って、必死で涙をこらえるけれど、涙がでてきちゃう。

一応、ハンカチをスタンばっておいたのですが、二話終了後に休憩時間。

客電がついて(これまた不測の事態!)。

泣いている自分の姿を友人に見られるのが恥ずかしくて、ハンカチもってトイレに移動。

トイレで涙を拭いていたら、泣いているお客さん多数で、ほっとしました。

その後、三話、四話もなかなか面白く、ラフカット2009終了。

終演後、会場近くのレストランで友人と食事をしながら、今日のお芝居の感想を述べ合いました。

友人の解説によると、「真夜中の太陽」という曲は、谷山浩子さんの作品の中でも記念碑的な作品のようで、
帰宅してネットで歌詞を調べて、また感動。

個人的には、「真夜中の太陽」を聴いているときの、感性は、荒井由実を聞いてるときの感性に似ていて
歌詞の内容は、以前、このブログでも紹介した叶恭子さん「知のジュエリー12ヶ月」に載っていた

>「みずからの失敗から、嵐のような混乱を招いてしまい、その混乱の前で打ちのめされた思いで、ただ立ちつくすしかない日もあります。そのような日は、次の日の新しい朝が来ることが心の底から恐ろしいものですが、本当は、朝が来ることそのものが「希望」でもあるのです」

という言葉と

>「大人であるということ。それは、子どもである部分に正面から向き合えるということです」

という言葉を思い出しました。

こういう不意打ちの感動にオタオタする自分は、大人であると同時に、そうとう子どもだと思いました。

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コメント

いま思えば『真夜中の太陽』の歌詞くらいぜんぶおぼえてるので、その場で書いてあげてもよかったなあ。
楽日まで無事終わりましたが、そんなに言っていただければお連れした甲斐があるというものです。
んでも本当に、原曲を事前に知っている私たちでも予想しえない感動と美しさを持ったよいお芝居でした。

投稿: ogijun | 2009/11/08 21:00

ogijunさま
先日は、お芝居に連れて行ってくださり、ありがとうございました☆
「予想しえない感動と美しさ」
うん。まさにそういう感じでした。
こういうことがあるから、お芝居とかコンサートとか美術展とか、やめられないんだろうな、わたし。

投稿: | 2009/11/09 13:30

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