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岡田斗司夫の「ひとり夜話」@ロフトプラスワン

先週の金曜日、ロフトプラスワンで、岡田斗司夫さんのトークショウ「ひとり夜話」を聴いてきました。

今回のテーマ
●テーマ1: 「人生の意味を教えましょう」~ぼくたちの洗脳社会2
●テーマ2: 「クリスマスまでに恋人以下・友達以上を見つけよう」~ぼくたちの恋愛

テーマ1については、私が普段感じていたこととかなりリンクしていました。
たとえば、岡田さんは最近、読者、顧客を「カスタマ」と考えるのではなく「パートナー」として考えているというお話がありましたが、わたしもここ2-3年はそんな感じですね。確かにわたしはお客さんからお金をもらっている立場ではありますが、べつにお客さんの奴隷ではありませんから。
お客(上)、わたし(下)という意識は、むかしアサーティブトレーニングを受けたあたりから劇的に変わりまして、同じミッションを遂行する上で、そのような上下関係はむしろ不要で、目線をそろえて、目的の方向へ手を取り合って歩んでいく。人間と人間とは平等ではない、しかし、コミュニケーションにおいては対等であるべき。それが一番効率的。そんな感じがしています。
・・・にしても、岡田さんの読者や顧客をパートナーと考える姿勢は、やはり勝間さんの影響大だと思いました。
今回のひとり夜話も、どんなことをやったらいいか悩み中なら、アイディア頂戴!とブログの読者に問いかけるし、ツイッターを始めれば、積極的に「これってどういうこと?」と問いかける。
50歳過ぎて、この謙虚力は本当に凄い。

あと、面白いと思ったのが、「ヒトは文明という生物の下部構造(メディア)ではないのか?」という話。
個人というものは、「文明」のわけみたま、みたいな感じでしょうか。
岡田さんはこれを手書きのメモをプロジェクタで見せながら説明してくれたんですが、これ、スピリチュアルな本に出て来る、「ワンネス」の思想モデルに似ているなと思いました。
今までも何度かこういうことがあったのですが、リクツ民族のくせして、意外とスピリチュアルなものと「相似形」になるのが、面白い。いや、岡田さんは宗教にも造詣が深いし、そんなのは承知のうえか・・・・。
とにかく、オタクな方を目の前にしてあのモデルを見せたのが面白かったですね。

あと、印象的だったのは、「乗り物としてのヒトは大事にしよう=元気で健康で長生きが大事!」を強調していたこと。
「そんなのあたりまえじゃん」って思う方が多いと思いますが、これは岡田さんにとって凄いパラダイムシフトが発生したんだと思います。だって岡田さん、以前は「人間はある年齢になったら死んだほうがいい」って言っていたんですから。

おそらく原因は、岡田さんがギャオの「ひとり夜話」で話した「皆既日食をみにきていた100歳のおじいさん」のことだと思う。これ、NHKか何かの番組で放送されたものらしいのですが、皆既日食ツアーに参加した100歳のおじいさん、船のデッキチェアで横になりながら言ったそうです
「次の皆既日食は、見られないかもしれないから」と。
「かもしれない」(!)

おじいさん、基本的には、次の日食、見る気満々ですよ。
岡田さんは、この番組見て思ったそうです。「人生、リスクを気にしてマネジメントするよりも楽天的なほうが、トータルでプラスに転じる可能性が高くなるのではないか」と。
それ以降、岡田さんの考え方ってぶっとぶぐらいにプラス思考になってる気がするんですよね。

「東京ドームに行きたい」

とか。
ムリかもしれないけど、ここまでやられると私も応援せざるを得ない気になってきます。
がんばれ岡ちゃん!と。

次の記事で
●テーマ2: 「クリスマスまでに恋人以下・友達以上を見つけよう」~ぼくたちの恋愛
について書きます。

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