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2009年7月

黒あんクロワッサン@マエストロ

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                    ・・・・人生、何が起こるかわかりません。
先日、新宿御苑のカフェ、マエストロで、某女性雑誌の取材を受けました。
学生時代、日経新聞の取材を受けたことがあるけど、雑誌は初めてです。
8月上旬頃が発売されるようですので、もしよかったらごらん下さいませ~。
→詳細は後日。

それはさておき、取材を受けたマエストロで買ったこの黒あんクロワッサン「あんくろ」190円が絶品で。
→教えてくれたMちゃん、ありがとう~。
表面はカリカリで、芥子の実がたーくさんまぶしてあります。おそらく食塩水をシュッとして焼き上げていると思うのですが、表面がしょっぱくて、芥子、生地、アンコとのバランスが絶妙です☆クロワッサンの生地も適度にしっとりしているも○です。

焼きたてが最高に美味しいので、もし機会があればカフェで味わってみてください。
http://www.maestrogourmet.com/shop.html

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イルカと浮き輪

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前川淳さんの「本格折り紙―入門から上級まで」から、イルカを折ってみました。
イルカかわいいね~。折り紙らしくて好き。
フリッパー1号、2号と名づけました。
暫く玄関に飾っておこう。

前川さんの本は、本当に良く書かれた本で、入門から上級まで、徐々にステップアップ。
各作品ごとにテーマが決まっています。折り紙の本というより、教本のよう。
数学ミニコラムみたいなものも充実しているし、内容が濃い。
#表紙なんかエッシャーのパロディなんですよ!凝ってます。
しかし、それがいまいち伝わらない・・・・。アートディレクションがよくないんだよなあ。
もっとオサレに作ればいいのに(そんなことをつい考えてしまうわたし)。

・・・ま、それはさておき。
このイルカのテーマは「仕上げ」。
頭のところのペコっと折るのが仕上げのポイントらしいです。
・・・ちょっと難しかった。
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とりあえず折り紙が終わったあと、お茶タイムしてみました。
イルカを折ったので、泉屋の浮き輪クッキー
子どもの頃から好物で、久々に食べたんだけど、美味しかった~。

次は、ヒヨコ(テーマ:「デルタ多面体」)&銘菓ひよこで行ってみるか。

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星花火

なんだか夏バテ気味なのか、週末は家でぐったり・・・これじゃいかんと、久々に実家に帰り、母の手料理でエネルギーチャージしてきました。
やっぱり母の手料理、美味しいです。心も身体も満たされます。
ありがとうー。お母さん!

一応、母に手土産等持っていたんですが、今回選んだのはこちら!


Img_0233Img_0234鶴屋吉信の和菓子2点。宵花火と、夏衣です。


宵花火は、宵という言葉通り、やや青みのある生地に花火の模様が付してあってキレイ。コシ餡も美味しい。
夏衣は、夏の定番のお菓子のようです、道明寺に包まれたツブ餡が涼しげでとても美しい。餡の美味しさは「夏衣」の方が優位か。
でも、どちらも大変美味しかったです。

花火といえば思い出すのが、夏目雅子さんの句

「間断の音なき空に星花火」

確か彼女の最後の句だったと思うのですが、音で空間を表現してるんですね。で、音と空間と光とがある。素晴らしい句だと思います。

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名和晃平×ARTiT編集長トークショウ

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20日は、今最も旬な現代美術作家、名和晃平氏と、季刊アート雑誌ARTiT編集長小崎哲哉氏のトークショウ@渋谷バンタンに行ってきました。
今まで名和さんが単独でトークするイベントは2回ほど参加していたのですが、対談相手がいるのは今回が初めて。
小崎さんのホストぶりが冴える素晴らしい内容でした。面白かった!
今回の内容は、名和さんの今までの作品をプロジェクタに移しつつ、製作秘話等のお話を聞いたのですが、小崎さんの質問がホントするどくて。さすが、アート雑誌の編集長だなと思いました。
特に、印象的だったのが、名和さんがなぜ日本(特に京都)に拠点として製作を行うのかというお話。
かつて海外留学したときに、やはり海外に拠点を持つべきかと悩んだ時期もあったそうです。
そのときに出した結論は、結局、どこでやっていても同じはず、ということ。それに、彼が拠点を構える京都には、彼の作品を支える様々な技術があったからということでした。
このあたりの話は、後日、daystudio100のWEBサイトにアップされるので読んでいただきたいのですが、名和さんの作品を支える技術者とのコネクションは本当に凄いです。
ある作品を作るために用いる接着剤を600以上取り寄せたり、名和カスタマイズで特別に作ってもらっている材料もいくつかあるとか。彼の材料に対する探求、そしてそれを支える日本の技術者との結合。それこそが名和さんの作品の大きな魅力になっていると思いました。
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トークショウの最後、名和さんに、プレゼントと一緒に私の名刺を渡しました。
○○特許事務所 ×××
と書かれた名刺を見ると名和さんは「特許!面白そう!」と目を輝かせました。
・・・・もう、これほど特許の仕事やっててよかったと思ったことはありません・笑
「知的財産に関するご相談があればお気軽に」などといいつつ、大学の学生の話、「最近の若者は凄い」という話(この話は別途ブログに書きたいと思います。本当に凄いです、最近の若者)などしつつ、幸せいっぱいな気持ちで会場を後にしました。
ちなみに、私が名和さんに差し上げたプレゼントはこちら。
あめやえいたろうの「羽一衣」というお菓子です。
http://www.ameyaeitaro.com/
イメージは名和さんの「スカムシリーズ」☆サクサクな食感が面白い一品です。
名和晃平氏の展覧会、銀座メゾンエルメスで開催中です。
名和さん曰く「うちの近所の熱帯魚屋で買ったブクブク」で作った・笑、「リキッドシリーズ」ほか、彼の代表作が展示されています。昼と夜とで表情がだいぶ違いますので、機会があればぜひ昼と夜両方見てみてください!

次回、ARTiT編集長の対談は、小山登美夫ギャラリーのオーナ小山登美夫氏です。
こちらもぜひ行ってみたいと思います。


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純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代―機能主義デザイン再考@府中市美術館

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先週の土曜日、朝食読書会の後、府中市美術館にて「純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代―機能主義デザイン再考」を鑑賞。
天保山ミュージアムから巡回してきた、この展覧会、ウワサにたがわぬ素晴らしいものでした。
あまりに洗練された美しいデザイン、そして展示センスに、思わず目頭が熱くなる・・・泣きたくなるほど美しいとはまさにこのこと。

大好きな建築家、ミースファンデルローエ、バウハウスから脈々と受け継がれる、インテリジェンスあふれるドイツデザイン・・・さすがとしかいいようがありません。
どのデザインをとっても、洗練され、美しく、使うものが直感的に分かりやすく、操作しやすい。長く使われることを考慮したデザイン。
むかし、アップルコンピュータ(Ⅱシリーズ)の筐体のデザインをしていたフロッグデザインも確か、ドイツのデザインチームだったはず。
ドイツデザインの本領を堪能できた一日でした。

それにしても残念なのは、カタログがゾールドアウトだったこと!
やっぱり展覧会は早い時期に行かないとダメですね。
↓展覧会を見ながら思い出した一冊。わたしにとって、デザインとはエンジニアリングであるということを印象付けた名著です。ものづくりに携わる人必読!

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朝食読書会効果☆

朝食読書会、リーラボに参加し始めて、三ヶ月弱。わたしの読書意識みたいなものがずいぶん変わってきました。
まず本選びからして、リーラボを意識。
やっぱり参加するからには、みんなにも「この本に出会ってよかった!」と思ってもらいたいから、良書を探すし、読むときも「他人に説明すること」を意識しながら読むようになりましたね。

あと、過去に読んだ本で、今の自分の血となり肉となっている本は、積極的に紹介していきたいと思っていて。
過去に読んだ本の読み直しをするようになりました。
最近読み直した本の中では
ダイエットやめたらヤセちゃった―アンチダイエット・スリミングの魔法 夏目祭子
橋爪大三郎の社会学講義 (ちくま学芸文庫) 橋爪大三郎
がよかったな。
特に夏目さんの本は、私の食意識の礎になっていて、自分の食欲というものに自信が持てた一冊。
この本に書いてあることを実践すれば一生健康でいられる。大丈夫と思える。名著だと思います。

18日の読書会もたくさんの良書に出会えました。
感謝☆
わたしの班で紹介された本は以下のとおり。
孫子 (中公文庫BIBLIO S) 町田 三郎 (翻訳)
普及版 モリー先生との火曜日 ミッチ・アルボム
異人たちとの夏 (新潮文庫) 山田太一
一生懸命って素敵なこと 林文子
全脳思考 神田昌典

どれも読んでみたいと思う本ばかり。
夏休みは読書三昧したいなーー。

ちなみに、読書会でわたしが差し入れしたお菓子はこちら。
日本一の個人投資家竹田和平さんの竹田製菓の百万遍ぼうろです。
ありがとうを百万遍聞かせたぼうろ。運が良くなるぼうろだそうです。

百両箱みたいなものに入っているのもウケウケ・笑

皆さん喜んでもらえたようで、よかったです。

次回参加は100回突破記念読書会かな。

楽しみにしてます。

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ブレードランナーのユニコーン折ってみました

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長年の夢だった、ブレードランナーのユニコーン、折ってみました・・・・。
これでわたしもデッカード・・・・いやレイチェルか。
折り紙なんて久しぶりだったけど、結構楽しい。
折り方のサイトを教えてくれたOさん、ありがとう!!

Oさんは、わたしの同業者で折り紙がとっても上手なんです♪

「師匠!わたしも折ってみたいです!」
と言ったところ
まずは・・ということで以下の本を紹介してもらいました。

この前川さんという人が折り紙界の巨匠らしいです。
最初カンタンなんだけど、だんだん難しくなってくるそうです。
奥が深いそうです。
一家に一冊!の名著らしいです。

毎日定時に帰っておりおりしたいです。

↓ブレードランナー?何やねん?という方のために。SF映画の金字塔です!わたし、たぶん6回ぐらい見てると思う。これを見ると、ユニコーンを折りたくなります。岡田さんの「オタク学入門」に載っている解説が素晴らしいのでぜひ読んでほしい!

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「草間彌生展」@高橋コレクション日比谷&松本貴子+高橋龍太郎トークショウ

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先日訪れた、ネオテニージャパンがとてもよかったので、高橋氏のコレクション専門のギャラリーである高橋コレクション日比谷へ。白金、神楽坂のギャラリーを日比谷に移しての、オープン記念展覧会です。
今回の展示は草間彌生
草間彌生の作風をひとことでいうと襲い掛かるような水玉、突起の世界・・・かな。

高橋氏がコレクションを開始するキッカケとなった、草間彌生の赤のインフィニティ・ネット「no.27」等もあり、面白い展示でした。
個人的に気に入ったのは「インフィニティ・ネット(TWZO)」と「鏡の部屋-愛は永遠に」。

「インフィニティ・ネット(TWZO)」は、白と水色の対比が美しく、先に書いた「鈴木理策」の雪シリーズにも通じるものを感じました。「鏡の部屋-愛は永遠に」は、鏡を上手く使った「草間さんらしい」作品。
鑑賞者すら、作品にしてしまうセンスにニヤっとしてしまいます。

展覧会鑑賞後は、日比谷の広場内のコンテナ型展示スペースで、ドキュメント映画「≒草間彌生 わたし大好き」の監督、松本貴子さんと、コレクションのオーナ高橋龍太郎氏とのトークショウを鑑賞。

これがかなり面白くて!

松本さんから話される草間彌生ドキュメントの撮影裏話、実に繊細かつ乙女チックな草間彌生との微妙な距離のとりかた等、爆笑エピソード満載でしたね。
ドキュメンタリ映画は未見ですが、いつか、上映会等があればぜひみてみたいです(DVDも発売されていますが、ぜひ大きなスクリーンで見たい!)。

そして、コレクタである高橋龍太郎氏のお話がまた大変興味深くて。
まず驚いたのが、氏が思いっきり全共闘世代で、学生時代には、新宿界隈でデモに参加したり、田原総一郎のもと、映像作品(ドキュメンタリ)を作成したことがあるということ!
当然、そのころから、草間彌生のことは知っていて、いわばアートの素養があったということですね。

で、97年ごろ、偶然草間彌生の作品を入手する機会があり、前後して会田誠の作品(おそらく「紐育空爆之図」)を入手。この2つの作品を入手したことをキッカケに現代美術のコレクションを開始したとのこと。

トクショウの最後、わたしは高橋氏に「この2つの作品をキッカケに現代美術のコレクションを開始した・・・草間と会田、これらのANDがとれたとき、高橋さんの中でどんなスイッチがオンになったのですか?そのときの気持ち等を教えて下さい」と質問しました。

高橋氏は「草間彌生の作品は、みていて、無機的なのにものすごいエネルギーのうねりのようなもの、エロスのようなものを感じました。そして、会田誠の作品は、「現代美術でこんなに凄い作品があるんだ」という驚きがあって、これらの2つに出会ったとき、これからのアートの力とか可能性みたいなものに興奮していました」とおっしゃっていました。

いやー、なるほど!と思いましたね。
(ステレオタイプ的に考えてしまうのは失礼かもしれないけど)むかし学生運動していた高橋氏が、精神科医としても成功したのち、50歳を過ぎて会田誠という若者の「紐育空爆之図」を見てグっと来る。
ああ、これからのアートって凄く可能性があるんじゃないか、未来への光みたいなものがピカーと見えた。
なんか分かる気がします。

そして、高橋氏の草間彌生評がまた素晴らしくて「ピカソですら、晩年はしょぼい作品しか作れなかったのに、草間弥生は、衰えるどころか、さらに凄い作品を作り続けている。人間の未知なる可能性みたいなものを感じます」。

先ほどの会田誠作品に対する感想もしかりで、高橋氏は「人間が持つ無限の可能性、その輝き」みたいなものを信じているし、それをキャッチするために、作品を買い続けているんだろうなと思いました。

なんだか感動的なトークショウで、日曜の昼下がり、とてもよい時間を過ごせました。

感謝☆

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鈴木理策 「WHITE」@ギャラリー小柳

金曜、会期終了間近の鈴木理策 「WHITE」@ギャラリー小柳へ。

2007年、東京都写真美術館で展示した「雪」シリーズが展示されるというので足を運んでみました。

いや、これがすんごくよかった!

以前から写真などで鈴木氏の「雪」シリーズはみていたけれど、やはりオリジナルプリントはサイズも大きく、雪が雪としてみえる非常に微妙な「白く明るい陰翳」みたいなものが、とてもよく表現されていて、迫力が全然違いました。
ギャラリーの展示も照明等も非常に凝っていて、さすがギャラリー小柳とうなりましたね。

白い雪に接近しすぎて、ホワイトアウトしちゃってる。それが画面全体でいうと巨大な余白になっていて、それでもよーく見ると微妙な色の変化があって、ほとんど抽象画の世界になってる(これが日本画のような微妙な色遣いでとても美しい)。そのホワイトアウトした世界の向こうに具象の世界がチラ見えて、不思議な臨場感みたいなものになっているんです。

なんというか「ぶわー埋もれる!!」って感じがよく表現されている写真なんです。

ギャラリーには、雪の結晶を撮影した、小さな小さな作品も並んでいて、それらとの対比も面白かったですね。

鈴木理策、今後展示がある際にはぜひ足を運びたいです。
巨大な余白に埋もれてみたい!

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マイケル・ジャクソン追悼式 ブルック・シールズのスピーチ

町山智浩さんがブログでマイケル・ジャクソンの追悼式のことを書いていました。

> いちばん本気で悲しそうに見えたのは意外にもブルック・シールズだった。
ガキの頃から金儲け目当ての大人たちに囲まれて育った二人にとってお互いだけが本音で話せる相手だったそうだ。

早速、ネットで、ブルック・シールズのスピーチを見てみたんですが、久々に見たブルック・シールズ、美しくて驚きました。昔よりも美しい!いい年のとりかたをしたなと思いました。そして、彼女のスピーチの内容がじつに感動的で(英語苦手だけどゆっくり喋っているからなんとなくは分かる)、深夜に思わず号泣。

特に星の王子様を引用しているあたり、うんうんうんと大きくうなずきました。マイケル、きっと宇宙人だったんだと思います。そして、2人の間には、スターだからこその栄光と孤独をシェアできる、何ものにも代えがたい絆があったのも実感しました。

そして、ブルック・シールズにとってマイケル・ジャクソンとは、自分の分身でもあったのかな、と思いました。
彼女の場合、途中で学業に専念するために女優業を休んだり、結婚して映画の世界から遠ざかった時期もあったので、マイケルのようにはならなかったけれど、一歩間違えばマイケルのように・・・・ショウビジネスの奴隷にもなった。
子どものころから、マイケルのことを良く知り最大の理解者であったぶん、それがとてもよく分かったのだと思います。

マイケルは、実にしんどい人生であったかもしれないけど、こういう理解者がいたのであれば、救いもあるというか、そう、悪い人生ではなかったんじゃないかなと思いました。

最後に、ブルック・シールズがマイケルの曲で一番好きな曲は「スマイル」と話し、兄ジェーメインが静かに「スマイル」を歌うのですが、もう涙なくてして見られません。

合掌。

ブルック・シールズ、誰やねん?という方のために。
ルイ・マルの「プリティ・ベイビー」、少女のエロス全開でオススメの一本。
あとは「青い珊瑚礁」とか~、LUXのCMとか~が代表作かな。
むかしマイケルと交際していたこともあるのです。プラトニックだったらしいけど。

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川喜田二郎氏逝く

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川喜多二郎氏亡くなったんですね。ちょうど、読書会で名著「発想法」を紹介しようと思ってた矢先でした。
文化人類学の祖。89歳。大往生だわ。
学生時代の研究は、このKJ法なくしてありえませんでした。
その後も自分の思考の整理術として、問題解決法としてKJ法を知っていることでどれだけ助けられたか。

#マインドマップも使えると思うけど、あれは中心が固定化されるから・・・
ボトムアップ型で思考の骨になる部分を決めるにはブレーンストーミング→KJ法の方が向いていると思います。

もう一度読み直してみようかな「発想法」。

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名和晃平「L_B_S」展@メゾンエルメス

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現代美術界の超売れっ子、名和晃平さんの個展「L_B_S」展@メゾンエルメスに行ってきました。
今年の東京都現代美術館リニューアルのオープニングトークショウで、名和さん自身から「6月にメゾンエルメスで展覧会をやる」ことを聞いており、とても楽しみにしていた展覧会です。

今回の展示は、彼の代表的モチーフ、Liquid、Beads、Scumを扱ったもの。
それぞれのモチーフの集大成的な作品で、とてもとてもオーソドクスでよかったと思います。
メゾンエルメスの空間とのコンビネーションもよかったし。

ただ、昔からの名和ファンとしては、ややインパクトにかけるというか、それぞれのモチーフが飽和点を迎えたというか、「ピーク超え」をした感じも否めません。

例えば、エルクを、ビーズ(大きな水晶)でとりかこった作品にしても、作品自体が大きすぎて、全体を見るには、やや引きの姿勢が必要です。
この作品(pixelシリーズ)本来の面白さは、その本体は明らかに目の前にあるのに、その本体をビーズで立体モザイク化してしまう(目の前でピクセル(画素)化)してしまうところにあると思うのですが、それが観客に直感的に伝わらないようになっている気がしました。
つまり、この作品は、できれるだけ近くで鑑賞し、「目の前に本体があるのに、画素化されている」不思議感が非常に面白いと思うのですが、そのインパクトがやや弱くなっている気がしたのです。
なんだか同じような作品に取り組むにつれ、作品に対する感覚が「近視眼的」になることもあるのかな、とも思われ。
ちょっと惜しい気がしました。

リキッドシリーズは、相変わらずキレイでしたね。他の人の話によると、夜に見るとまた違った印象になるそうなので、次回はぜひ夜に見に行こうと思います。

・・・にしても、メゾンエルメスの空間はとても贅沢です。
そして、ここで展示させる作家選びのセンスも素晴らしいし、こういう場への出資を惜しまないエルメスも凄いなあと思います。

ちなみに、今シーズンのエルメスのテーマは「星」のようで、銀座のショウウィンドウも素敵でしたよー!
おそらく「2001年宇宙の旅」をイメージしたものだと思うのですが、さすがのセンス!
あのラストシーンを知ってる人は思わずニヤリとしてしまったはずです。78

名和さんにまた会いたいなー。

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今月の美食同源その1~伝説の店、北山珈琲店

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上野の森美術館の後は、有名珈琲店「北山珈琲店」へ。

以前から行きたいと思っていたこの珈琲店。
同行した友人によると、「マスターがけっこう怖い」。
確かに珈琲は美味しいのだけれど「ブログにも色々伝説が載っている」とか。

上野公園からテクテク歩き、10分ほど。
店につきますと
「ここは喫茶店ではありません」
「30分以上お断り」
「待ち合わせお断り」
「珈琲を飲むためだけのお店」
「写真撮影禁止」
などなどの張り紙がありました。
一瞬緊張が走ります。

メニュウを開く。
珈琲の値段は全体的に高め。一杯1000円ぐらいかな。
わたしは、水出し珈琲?「雫」を注文。
小さなグラスに珈琲。上に生クリームを載せてあります。
「まぜないでお召し上がり下さい」とのこと。
一口。
おいしー!感動しました。

店内には静かにクラシック音楽などが流れ・・・・
最初緊張したけど、マスタは意外にもやさしい感じの方だったし、何しろ珈琲が美味しいものでリラックス。
30分経過すると
「そろそろお開きに・・・・」と言われたので、退散。
美味しいと評判のシナモントーストが無かったのでお土産にシナモンシュガーを買って帰りました。

値段高めだったけど、美味しい珈琲をいただけたし、満足満足。
ぜひまた行きたいです☆

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ネオテニージャパン@上野の森美術館

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先週の土曜、ネオテニージャパン@上野の森美術館へ行ってきました。
この展覧会は、日本屈指の現代美術コレクタ、精神科医・高橋龍太郎氏のコレクションから、「ネオテニー(幼形成熟)」をキーワードとした作品を集めたものなんですが、このネオテニーという言葉が、日本のいまの現代美術をいかによく表わした言葉であることを実感しました。

ここでいうネオテニーを分かりやすくいうと、日本が誇る文化
「カワイイ」
でしょうか?

幼いのに、成熟している、マンガ、アニメ、オタク、サブカルチャー的、でも緻密。

いまの日本の現代美術「ベスト版」ともいうべき展示内容で、必見だと思います。
あの有名作品もこの有名作品もすべて高橋氏のコレクションだったんだと驚くことしきり。
わずか10年でこれだけの作品を買い集めた高橋氏の財力、センスは脱帽です。

カタログをチラとみたのですが、高橋氏自身も「そのアーティストの代表作」的なものを選んで買っているというのが、さすがだなと思いました。
→こういうフラットな感覚で選べるセンスって素晴らしいと思います。

名和晃平ならば、動物の剥製をビーズで囲った作品。
小谷元彦ならば、手が血まみれになった少女の写真、狼の剥製、毛皮でできた女性用のドレス(ネオテニーの表紙になっている作品)。痛覚を刺激するようなセンスがよーく表現された作品が選ばれています。
鴻池朋子ならば、狼、アニメーションの作品。
村上隆ならDOBくん。TAMIYAの模型を組み合わせたシリーズ。
奈良美智なら、包帯の子どもが水の中にいる絵(初期の作品。わたしもこの頃の作品が大好きです)。
伊藤存ならば、大きめの狼のステッチの作品。
(高橋氏は、横浜トリエンナーレ2001で目をつけたそうです。私も注目していた作家です。あまり作品が見られない作家なので見られてラッキーでした)
会田誠ならば紐育空爆図。
・・・と、ここまで書いて気づいた、狼モチーフのなんと多いことよ!
狼のモチーフは、童話の世界でも重要なモチーフですからね。意味深い気がします。

個人的に一番気に入ったのは、会田誠の大山椒魚と戯れる少女の裸像。
会田誠は、モチーフは往々にして「バカ」なんですが、絵は本当に本当に美しいです。特に美少女を描かせたら右に出る者はいないのでしょうか?
今回展示されている作品も、以前カタログでは見たことがあったのですが、現物は想像以上に大きな作品で、その美しさに感動してしまいました。
いやー、本音を言えば「会田誠に感動してしまう自分」が悔しいんですが・笑、でも圧倒的に美しい!見ておいてよかったです。
高橋氏も「あの作品は本当に美しいので買いました」と書いていましたが、納得です。

そして、できやよい、加藤泉、さわひらきの作品ともあわせて、浮かび上がってくるのは人間の精神的「病理」。
やっぱり精神科のお医者さんだなあと思いました。

そのあたりに文脈が浮かび上がってくるこの展覧会、普通の展覧会とはやはりちと違う!なかなか見ごたえがありますよ。会期は15日までですので、興味がある方は早めにお出かけ下さい!

アラーキーも見たよ!!
【ニコニコ動画】アラーキー、ネオテニーで脳に汗かいた

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七夕の夕食

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今日は七夕ですね。
皆さん、短冊にお願いごとを書きましたか?
わたしは、A先生の家で書き、永田町の駅で書き、読書会のイベントで書き、事務所でも書き・・・と、書きまくりました。お願いごとは全部違います。欲張りです・笑

今日はおりしも満月ということで、事務所のピラティス部のメンバと夜空の下、財布をフリフリして臨時収入を祈り、帰宅後、七夕の夕餉らしくおそうめんをいただきました。
献立はこんな感じ
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・焼そうめん
・卵豆腐とオクラのお吸い物
・きゅうりのヌカ漬け
・トマトと卵の炒め物
・冷奴
・自家製梅酒

冷やしそうめんでもいいのですが、何か女性らしい献立にしたくて、宇野千代さんお気に入りのレシピ「焼そうめん」にしてみました。
#宇野千代さんといえば、「おんなは一生おんな」を実践した人ですからねっ!
おそうめんをゆでて、オリーブオイルで炒め、塩コショウで味付け。アサツキをかけて出来上がり。
なかなか美味しかったです。
お吸い物の中に入れた卵豆腐は短冊型(見えないけど)。オクラは星のイメージで。

ああ、やっぱり家ごはんはいいなあ。
毎日定時に帰って家ごはんを楽しむのだ!!
決意を新たにした七夕でした☆

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