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セカンドネイチャー@21_21サイト

日曜は、吉岡徳仁ディクション セカンドネイチャー@21_21サイトへ。
Top_report_080917

吉岡徳仁、誰やんねん?という方はこちらを~。
最近の有名な作品はauのメディアスキンという携帯かな。

21_21サイト、コンセプトは面白いのですが、いい企画展がどこまで続けれるのか、実はヒヤヒヤしてたんです。
なんといっても1回目の深澤直人さんの展覧会が死ぬほど充実していたから、セカンドバッター以降難しいのではないかと。それに、キチンとディレクションできるデザイナって日本にはそれほど多くないと思いますし・・・・。
正直、佐藤卓さん、原研哉さんの展覧会、悪くなかったのですが深澤さんに及ばず。

今回の吉岡さんの作品は、深澤さんに及ばないものの、佐藤さん、原さんに比べてダントツにインパクトがありました。 1つのテーマをあらゆる角度から。。。。と欲張りすぎず、あの吉岡さんの作品をメインにおいたのが正解だったと思います。

圧倒的に美しいのが吉岡さん入魂の作品「結晶シリーズ」。もう、これが何の結晶だか教えてくれないのですが、非常に美しい。氷にしか見えない・・・

さまざまな結晶のパターンを見せてくれます。

これがすべて人工のもの、いわば科学のチカラをかりたものなのですが、自然を解析したときの、そのモジュール一つ一つを人工的に作って組み立ててみたら・・・・そのモジュールのレベルが小さすぎず、大きすぎず、適度に我々人間の視覚で確認できるもので組み立ててみたら。
それを吉岡さんは「原理の表層を模倣したりするというものではなく、テクノロジーや自らのアイデアを糧に、新たな自然のかたち、すなわち”第2の自然”をつくり出す行為」として表現したのが今回の展覧会です。

この結晶シリーズとともに、今回わたしが気に入ったのは「空間全体を包む雲(霜柱?)のようなインスタレーション」。これは圧巻です。部屋全体がツンドラです。メーテルの昔の体のある冥王星みたいです。
素材はやわらかい透明ビニール樹脂の紐のようなものなんですが、離れてみると本当にツララや霜柱に見える。
わたし達を氷の世界へいざなってくれます。

吉岡さんって素材選びのセンスがバツグンにいい方なんですね。

これらの作品はおそらく、吉岡さんの素材に対するさまざまな実験から生まれたとは思いますが、おそらく彼がイメージスケッチで書いた内容そのままの作品ではないかと思います。そして、このセンスは、彼が最初の師匠(?)である、倉俣史朗さん譲りなのではないかと。

倉俣史朗さんは80年代、独特のセンスで活躍したインテリアデザイナなんですが、とにかくビックリなのが現物と、彼のイメージスケッチとの差があまりないこと。

以前、彼のイメージスケッチを本や展覧会で見たことがあるのですが、イメージスケッチだけみると、え?こんなのできるの?って思うようなものなんです。でも、これがね、ちゃんとできてるんですよ。びっくりするぐらいイメージの差がない。
職人さんは相当苦労したそうなんですが・笑、倉俣さんの仕事楽しいから頑張っちゃうらしい。

スケッチの方はWEBを調べてみたんですがなかなか見つからなくて、とりあえず代表作の「ミスブランチ」を貼り付けておきます。
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ミスブランチとは、テネシー・ウィリアムズの戯曲「欲望という名の列車」の主人公。映画版では、ヴィヴィアンリーが演じました。
このアクリルの中に浮かんでいる花は、造花です。生花を入れることもできたようなのですが、倉又氏はあえて造花に拘ったそうです。
#しかも確か香港か何かの安い造花に拘ったとか。
ミスブランチの虚栄心をうまく表現した作品だと思います。
ちなみに、わたしはミスブランチを横浜のコクヨオフィス、あとは原美術館で見たことがあります。

この世のものとは思えない作品です・笑、ホント。

倉俣史朗については書き始めるととまらなくなるので、この辺にしておりますが、素材に対するこだわり、その遺伝子は確実に吉岡氏に伝わっているなと思った展覧会でした。

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