« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

会田誠 展 「ワイはミヅマの岩鬼じゃーい!!」@ミヅマギャラリー

9月14日
中目黒の美容室帰りに、会田誠展@ミズマギャラリーへ。

新作を幾つか見てきました。
Image


相変わらず、上手い。超絶技巧といってもいいだろう。
作品から漂う雰囲気には高級感すらある。

でも描かれている作品は、「アホ」。

凄いなあと思います。才能はもう、バツグン。
注目もされてる。
雑誌で特集も組まれる。

でもテーマがアホ。
ヘンな方向に飛ばすことに快感を覚えてる。

ゆえに、才能あふれるが、アートファンから、「一番好き」な作家には選ばれない・笑

ドカベンの岩鬼。
最近、会田は自分のことをそう呼んでいるそうです。
まともなストライクゾーンの球には三振ばかりなのに、すっぽ抜けた悪球には喜んで飛びつきたまに場外ホームランを放つ、目立ちたがり屋でリスキーな一番打者・岩鬼正美。
なるほど。
会田は自分で自分のことを良くわかってる。

会田誠、42歳。
バクチクもXも筋肉少女帯も42歳。友達曰く、丙午、高度経済成長でイケイケな時代を経験した親に反逆した世代らしいです。

そういわれると、妙に納得。

ベビーブーム世代、沢山の他者との競争や平均化を強いられた世代のハートをぐっとつかんでいるのは、そのあたりかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

名和晃平さんワークショップ@東京都現代美術館

以下、溜まりに溜まったアート関連の記事を書きます。

9月20日
土曜出勤の後、楽しみにしていた名和晃平さんのワークショップ@東京都現代美術館へ。
名和晃平さん。0120_001
今もっとも旬な現代美術の作家です。私がファンになったのは、恵比寿の写真美術館での展覧会でした。
写真のプリズムシリーズを観たんですが、真っ白な部屋に浮かぶ、プリズム樹脂で囲まれたシマウマの剥製。
確かにその中には現物があるのに、プリズム樹脂のせいで、二方向に割れて見える。
つまり、現実にあるものをわざと、知覚の段階まで落とし込んでみせてる。このレトリックにやられました。
名和さん曰く、「この二方向に割れてるのは人間の脳みその中で知覚している像のイメージです」とのこと。
ピカソのキュビスムみたいなもんですね。
同じレトリックで、さまざまなものにガラス球をくっつけた「ビーズシリーズ」。これも現実のものを、わざと画素単位で見せてる面白い作品です。Pix_bambi2

03_2
ちなみに、プリズムシリーズもビーズシリーズも、中身はいずれもインターネットで購入したものだそうです。
なるほどお!
インターネットやPC画面上での虚構みたいなものをうまく表現している作品なわけですね。

今回のワークショップでは、前半は主な作品の解説。
いやー、この方、かなりの知性派アーティストです。作品からしてそんな感じがしましたが、おそらくかなり頭のよい方だと思います。やってることや話している内容が理系っぽいんですよ。現代美術の作家でもこういう人がいるんだーと思わず感心してしまいました☆

後半は、画用紙が渡されて、かなり粘度のある画材でのお絵描きタイム。平行して、名和さんのガッシュシリーズ実演が行われました。
05

これが実に感動的でした。

あのガッシュシリーズがこのように描かれるとは!

まず、画用紙に絵の具をたらし、それをエアブラシで複数の円状に伸ばしていく。それを繰り返すと、あのガッシュシリーズになるわけです。
非常に精密なCG画像のような作品が、意外とアナログな手法で描かれていること。
また、極めて短時間(30分程度)で見る見るうちに作品を仕上げてしまう名和さんの姿に、かなり感動してしまいました。

ワークショップ終了後、名和さんと少しお話させていただいたのですが、いやー、いい男でした。
ワークショップをしている最中はあんまり笑わなかったんですが、私とお話ししているときは笑顔。名和さん、笑顔がいいんですよー。もっと笑えばいいのに!
ちなみに、私が名和さんに
「海外での展覧会が多数行われているようですが、海外のキュレータはどのようにして名和さんのことを知るのですか?」
と質問したところ、スカイバスハウスの方が、海外のアートフェアで、積極的に名和さんの作品を紹介しているとのこと。
具体的には、ビーズシリーズなどを持っていくらしいのですが、ん~なるほどなあと思いました。
あの作品は確かにかなりインパクトがあり、余計な説明なしに、その面白さがストレートに伝わる作品だと思いますもん。

こうやって海外でも評価されるのは嬉しいけど、そのせいで(?)、日本での展覧会がさほど頻繁に行われないのもちょっと寂しいなと思ったりして・笑

次回本格的な展覧会は、来年とのことです。

また、会いたい!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

秋の夜長にハーメルン

51ltvhiiz3l_aa146_
長いこと更新サボってましたが、再開しました。
今後はもっとマメに更新します(反省)。

さて、一発目は、先月リリースされた、上田現のトリビュートアルバム、「SIRIUS」から、buck-tickがカヴァーした「ハーメルン」。

原曲も素晴らしいんですが、buck-tick版も凄くいい。完全にbuck-tickの曲になってる。
櫻井敦司の艶のあるヴォーカルも、今井寿のアレンジも最高です。
そして、ハーメルンの世界が、より切なく深く表現されていてると思います。
もう、buck-tickさん無敵です!!
改めて歌詞をみてみたんですが、これ「ハーメルンの笛吹き」の話を、子ども達の視点で描いたものなんですよね~。
独特の憂いがあって、実にいいなあと思います。
来週、阿部先生の茶論で「ハーメルン」をやるので、茶論の内容とあわせ、じっくりと味わいたいと思います。

●buck-tickのハーメルン

●レピッシュのハーメルン

|

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »