櫻井敦司と、ビジュアル系と、space oddityと
最近、櫻井敦司(BUCK-TICK)がマイブーム。
20代のころずっとファンだったんですが、弁理士試験の勉強やら何やらで遠ざかっていました。
でも、最近、市川哲史さんの「さよならビジュアル系」を読んでから、BUCK-TICKどうしてるかなって思って、ニコニコ動画やyoutube(R)を見てみると・・・・いやー今でもカッコいい!
現役バリバリ。
特に4年前のやった櫻井氏のソロワークの映像に心ひかれ、アマゾンでソロライブのDVD「EXPLOSION-愛の惑星 Live 2004」を取り寄せてみました・・・・・。
櫻井敦司はここまで進化していたのか!
歌というか、表現力がめちゃ向上してる。
特に「胎児」は、櫻井敦司の絶叫というか、力強いパフォーマンス。
ゲストに佐藤タイジも登場して、最高のアクトを見せてくれます。
「帰れる子宮はない」と言った上で、人を傷つけ、人に傷つけられても、生きていくこと。母親との決別。愛すること、を高らかに宣言。デビュー当時からのバクチクを知っている私からすると
「愛してる」
なんて言葉がサビになる詞を書くようになるなんて・・・信じられません・泣
う~、カッコ良すぎる。
「猫」に到っては、
「愛って何?愛は君、君の事さ 言葉じゃもう ばかみたい」
「誰もみな 幸せにならなきゃね」
である。
こんなにストレートなラブソングを櫻井敦司が書くなんて・・・驚くとともに、感動で、涙涙。
でも、こんなにやさしくて素敵な曲なのに、あんなに怖い顔して唄わなくてもいいんじゃないかと思うんだけど。
「新月」は、土屋昌巳さんが「シンガー 櫻井敦司」の特性を最大限に生かすために作った曲。
ステージでの演出も相まって、鳥肌ものです。
そして、ラストアンコールの「space oddity」。いやあ、ハマってました。
デビットボウイを源流として、デルジベットのISSAYから受け継いだ「血」が、見事櫻井さん自身の表現に昇華されている気がしました。
脈々と生き続けるビジュアル系の血。素晴らしい!
櫻井さんは本当にいい年のとりかたをしたなと思います。こんな美しくカッコいい42歳見たことありません!
で、「space oddity」の詞の内容が知りたくて、改めて、ネットで歌詞を調べてみました・・・・。
地球の管制塔との交信でつづられる物語は、宇宙版「木綿のハンカチーフ」か?
でも、そこはデビット・ボウイ。
哲学的にさまざまな解釈ができる素晴らしい詞、そして、曲。
特に、ラストが圧巻。
「Planet earth is blue, and there's nothing I can do(惑星地球は蒼い そして 僕に出来ることは何も無い)」
茫漠とした宇宙、蒼く美しい地球、そして無力な自分が、ビジュアルとしてものすごく美しく、クリアに見えてくる詞じゃないですか。
ちなみに、櫻井敦司のライブでの演奏は、ここまで演奏した曲とのつながりからしてみても、素晴らしいラストを飾る曲になっています。
機会があればぜひ見てみてくださいね!
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