キター!八月納涼歌舞伎
今年の納涼歌舞伎の演目が発表されました。
第三部
2 野田版 愛陀姫(あいだひめ)
キター!!
久々の野田版歌舞伎。
期待してまっせ!
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2008年7月8日(火)~8月17日(日)東京国立博物館で「対決-巨匠たちの日本美術」という展覧会が開催されます。
これが超面白そうなラインナップなんです!
応挙対芦雪
永徳対等伯
蕭白対若冲
などなど・・・
国立博物館、独立行政法人化されてから、毎回展示に気合が入っていて頼もしい限りです。
ちなみに、この面白い展示、もしかしてあの方が絡んでいる?と思ったら、やっぱり!
途中展示がえもあるようなので、まずは早めに足を運んでこようと思います。
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先日予告したとおり、西山美なコ〜いろいき〜展@児玉画廊に行って来ました。
いや、これが凄くよかった!
いろいき: 色の境目、いろの域。色気など気配をにおわせる、いろの粋、いろの息。色が及ぼす力、いろの生き。
この作品、オブジェの裏側にピンクの彩色がされていて、背景に反射したピンクがまるでオブジェ中心に広がるピンクの空気のように見えるもの。
西山さんの乙女チック路線独特の世界観が「一般人にも手が届く」ポップさで表現されてる。
それでいて作品として完成度が高い。
西山さんのいろいきシリーズの「ある到達点」を感じました。
正直いままでのいろいきシリーズは、これまでの作品との乖離があったのですが、今回の作品は、これまでの作品との繋がりというか、文脈が見える。イメージがかきたてられます。
思わず鑑賞者に「買いたい。家に飾りたい」そう思わせる、ポップさのある作品をつくるようになった西山さん。
新たな領域に突入した気がします。
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今日は、ギャラリー・ル・デコ@渋谷でトキナオミさんの写真展へ。
トキナオミ:12年間一貫して、知的な素人の日本女性をモデルとして、内面のエロティシズムをテーマに撮り続けている女性写真家。最近では、杉本彩さんの写真集も撮影された方です。
オリジナルプリントを見たのは初めてなんですが、もっとボンデージな感じかと思いきや、案外ソフト。
モノクロームが美しい・・・。素晴らしい下着のセンス。素人モデルを使っているとは思えないポージング。女性ならではの視点が光る作品です。
会場にはご本人もいらしてました。
私「(ガータを着けてる写真を見ながら)私もガータ好きなんですよ」
トキ「私も好きです。写真のモデルにはガータを着けさせることも多いですね。素っ裸より下着を身につけていた方がセクシーですからね」
隣にいたギャラリーのオーナ男性「ボクもガータ、好きなんですよ・・・」
(あなたにはきいてませんって!)
ちなみに、モデルが身に着けている下着類、アクセサリー、モデルのバックにある調度品(おそらくかなり高価なアンティーク家具)もすべて私物とか。
トキ「やっぱり下着でもアクセサリーでもインテリアでも、ホンモノじゃないとダメ」
ん~、さすが!
確かに写真もホンモノならではの品格、迫力がありますもん。
ふと、リュードリューのカタログをトキナオミが撮ったら最高だろうな、そんな妄想をしてしまいました。
写真展は11日まで開催されています。
ホンモノに触れたい人はぜひ。
追記
龍多美子とトキナオミ、どこか共通するモノを感じていて、それはナンだろうってさっきお風呂の中で考えてました。
リュードリューのトップページの写真か?ガータか?
で、閃いた☆
両者とも「ちょっと過激にエロティックに、『おんなをおんなに変える』ことを生業にしてる人」だってこと。
ウフ。
今日も素敵な人に出会いました。
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AERA 創刊 20 周年記念 坂田栄一郎 LOVE CALL ―時代の肖像―5 月 9 日(金)より 6 月 8 日まで、東京・丸の内エリアで開催されるそうです。
坂田栄一郎さん、好きなんですよね。
アエラの表紙をかざる時代の肖像、その人を本当によくあらわしているなあっていっつも感心してます。今回は坂田さんが 20年間に撮影したきた約 800人の時代を表現する人物の肖像写真が展示されるとか・・・かなり壮観だと思います。
顔、顔、顔で、この20年を振り返る。
顔写!
当日のイベントでは、坂田さんのトークショウや、なんと氏が写真集の購入者を撮り下ろし、アエラの表紙と同じように印刷して渡してくれるというイベントも開催されるとか。
ん~、撮ってもらいたい~!!
※写真は今週のアエラの表紙。アムロちゃんの「女王の風格と余裕とかわいらしさ」が凄く良く出ている写真だと思います。インタビューもとてもよいものでした。
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西山美なコさんから、新作展の案内状が届きました☆
児玉画廊で5/10~6/14に開催予定とのこと。
いろいきシリーズの新作が展示されると思います。大好きな作家なので楽しみです。
西山さんの作品を知ったのは学生時代に雑誌で見た「ザ・ピんくはうす」。実物大のリカちゃんハウスみたいな作品なんですが、そのキッチュなセンスにど肝を抜かれました。
生で作品を見たのは97年の世田谷美術館「デ・ジェンダリズム」展で、この展覧会は確か長谷川祐子さん(現東京都現代美術館チーフキュレータ)がキュレータだったと思います。
「よいこのすてきなドレスアップルーム」という作品が展示されていて、この作品は、中に入ると鏡やらドレスやらが女の子が身に着ける装身具が飾られています。で、その鏡が実はハーフミラーで、その部屋自体が外からのぞけるようになってる、要は、この部屋はのぞき部屋だった、というなかなかパンチが効いた作品でした。
04年のオペラシティギャラリ「夢みるタカラヅカ展」に展示された砂糖細工のバラで埋め尽くされた「愛はとこしえ」。ベタな絵で描かれた書き割り「ようこそあなたのシンデレラ・キッチュ」。
甘美な香りに誘われて触れてしまえば壊れる。主人公の枠は空いてるけど、そこに自分の顔を入れればアンバランス。憧れと絶望、切望と拒絶。
その残酷さが絶妙なセンスで表現された作品が大好きでした。
最近ではこういう毒のある作品は製作していないようですが、ピンクなもの、儚いものへの探求は続いているようです。
とりあえず、西山さんの新作、しかと見てまいります。
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仕事帰りに東山魁夷展@国立近代美術館へ。
これだけ沢山の作品をまとめて見たのは初めてなんですが、ん~こういう作風の人だったんだあ。
どうも画集やポストカードで見慣れているせいか、「引き」で見た方がシックリ来る・・・というか絵としてきれいに見える・笑。
普通、生で見た方が感動するはずなんだけど???
期待はずれとは申しませんが、案外「大衆画家」な魁夷にちょいとクールな感じで会場を流していました。
が、ある作品を見た瞬間、心の琴線に触れて泣きそうになってしまいました。
その作品が「白馬の森」。子供の頃、寝起きしていた部屋にかかっていたんですよね。眠れない夜はずっとこの絵を見ていました。
懐かしい絵に、思わず目頭が熱く・・・。
解説を読むと、
この絵は、丁度わたしが生まれた年に描かれた作品であること。
白馬のモチーフは、魁夷が突然ひらめいて描いたものであること。
それは、何かの象徴であるらしいけれど魁夷は「切実なもの」としか説明せず、鑑賞者のイメージに委ねられていたこと等を知りました。
何かシンクロめいたものを感じましたね。
この絵を見られただけでも、入場料1000円の価値あり。
とりあえず○(マル)。
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久々に原美術館。
目当ては、名和晃平の"PixCell"。
恵比寿写真美術館以来の再会です。
恵比寿での展示が「ベストモード」だと思いますが、とりあえず現物が見られたのでヨシとします。
偏向プラスチックシート内のシマウマの剥製は、観察者が見る方向によって変幻自在に変わる。
中身はホンモノのはずなのに、見えているものはホログラフの映像のように見える。
そのホンモノ→擬似映像のレトリックが面白いんですよね、名和さん。
そのほか、森村氏の仏壇、写真、仏壇の引き出しに収められた指等の作品も皮肉が効いていて面白かった。
学芸員の解説を聞ける日曜の午後に行くのがオススメ。
鑑賞後はカフェにてイメージケーキを。
ここのイメージケーキには毎回驚かされます・笑
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