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2008年1月

目黒の新進作家展@目黒区美術館

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屋代敏博の銭湯シリーズの圧倒的な存在感にやられて、最終日、目黒の新進作家展@目黒区美術館に足を運びました。

目黒区美術館・・・・あまり縁のない美術館です。10年以上前「戦後文化の軌跡1945-1995 」という展覧会に来て以来か(この展覧会は素晴らしかった!)。正直あまり期待せずに行ってみたのですが、これが大当たり!
まず1階エントランスにある瀧 健太郎の作品が、まるでボクシングヘレナ状態。この、肉体解体状態好き!

東亭 順の作品も美しく、鈴木康広の瞬きする木の葉も面白かった。
鈴木康広は、チョコレート展@21_21サイトの銀閣寺の作家とは知らなかった!
カタログで過去の作品もチェックしてみたけど、この作家かなり面白い。なんと、今度NHKのトップランナーに出演するらしい。要チェックの作家です。

でもやっぱり白眉は屋代敏博の銭湯シリーズ。一番迫力があった。
銭湯の空間はおなじみだけど、それをシンメトリに展示しただけで、これだけキッチュさが引き立ち、独自の絵を演出できるとは・・・・・オドロキです。
久々のヒット。思わずカタログ購入。

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長谷川等伯「松林図屏風」

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地下鉄ポスターで長谷川等伯の松林図屏風が公開されることを知り、上野の国立博物館へ。

長谷川等伯のことは、赤瀬川氏の「名画読本 日本画編」で知ったのですが、その驚異的な筆力、画力、前衛さに、ぜひ一度生作品を見たいと思っていた作家です。

2階の展示室は、国宝専用の展示室。
その入り口に立った瞬間、突然目の前に朝もやの霞む松林の空間が現れました。
絵ではありません。空間です。
霞の中に見え隠れする松、その間隔、はるかかなたに見える山、ひんやりとした濃厚な空気、静謐で、この世のものとは思えない不思議な空間。

be quiet・・・・

10ccの「I'm not in love」そのままの世界が広がります。

これだけ繊細で写実的な印象を持つ絵なのに、近寄ると、その筆跡は意外なほど荒い。おそらく一気に書き上げたと思われます。
そこに等伯の圧倒的な筆力、構成力を感じずにはいられない、そんな作品です。
しばし、その空間に立ち止まり、空間の中に身をゆだね、じっと眺めていたい光景。

日本画で初めて感動しました。

これだからアートはやめられない!

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